見出し画像

gooブログはじめました!

田舎ぐらし(100)

ー 子どもの連れ去り ー

   

 10月21日の新聞に「実子連れ去り」問題を解決せよ、という意見が載った。
はじめの方を要約すると、夫の家庭内暴力(以下DV)を受けたと一方的に主張する妻がある日突然子どもを連れて家を出てしまう。夫は妻子の行方がわからないまま何年も子どもにも会えない。日本にはそういう夫が何千人もいる。ただ、夫による連れ去りは少ない。裏にはいわゆる人権派弁護士が介在しているとある。(2022.10.21 産経 正論)

 以下も概ね上記意見に依る。
妻はまず女性センターに相談する。センターでは「相談員たちがフェミニズム思想によって妻を指導ないし洗脳し、一方的に夫をDVの加害者に仕立ててしまう」(同意見のまま) 
 そして妻と子どもを1カ月ほどいわゆるDVシェルターに入れる。その後引っ越させ、子どもは転校する。

 この間、夫にとっては子どもがどこにいるのかわからない日々が続く。以前なら役所で戸籍の附票を取れば行先の住所は簡単に知ることができたが、今はできない。なぜなら、まずセンターが夫は加害者だという証明書を発行する。次にこれを妻が役所の窓口に提出する。そうすると夫は窓口に行っても附票はもらえないのだという。夫の言い分はまったく聞かずに事が運ばれる。一方子どもは毎日毎日お父さんはひどい人だと聞かされる。

 そんな中で妻が裁判による離婚を決心すれば、あとは弁護士のご登場だ。離婚が成立すれば弁護士は財産分与や子どもの養育費から報酬を受け取ることもできる。

 さて、連れ去りは未成年者略取誘拐罪というれっきとした犯罪である(刑法224条)。3カ月以上7年以下の懲役と決められており、罰金ではすまない。
 もう一方の親などが告訴すれば、連れ去ったのが未成年者を保護監督する親であっても罪に問われる。その動機・目的を問わず、保護養育するためであっても同様である。
 「日本は各国から「拉致国家」の烙印を押されており、EU(欧州連合)議会は2020年7月、実子誘拐禁止を日本政府に求める決議を採択した」(前記意見)

 連れ去りは妻の場合が多いというから妻について書くが、夫とうまくいかないなら、妻は自分だけ出て行けばいい。それなのになぜ子供を連れて行くのかという点がよくわからない。察するにその胸の裡にあるのは、子どもはお腹を痛めた可愛いわが子、その一心なのであろう。純粋である一方、稚拙である。罪になるかどうかの心配は二の次、夫の子どもに対する情愛などまったく眼中にない。昔、「女は子宮だよ」と言った先輩がいた。そうなると夫とは何か?  
 
 

 

 

 

 
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「子どもの連れ去り」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事