木の下で話しましょう

ソトコトとは、木の下で話しましょう、というアフリカ語源の福祉用語です。

タンポポ

2022-05-25 | 社会

書類を整理していたら手書きの2枚の原稿用紙が出て来た

どこかへ投稿する予定だったようで末尾にペンネームと44歳(会社員)と書いてある

 

「GWの間は田舎へでも帰ってた?」

「いいえ、友人に会ったりナポレオン展へ行ったりしてこちらにいたよ」

「GW中は割引料金で宿泊出来たから知らせたくて電話をしたけれどつかまらなかったから」

(当時、携帯電話はなかった)

「そりゃ残念でした、夜間にでも電話をくれれば良かったのに・・・」

「夜はもうクタクタ、電話をするには遅いし寮じゅうに響いて聞こえるから電話しにくいの」

「あれから元気?」

「通勤のマイクロバスに車が突っ込んできてみんな軽い鞭打ち状態でなんだか鬱陶しいの」

「過労気味だから充分体に気をつけてよ、もういい加減にして帰っておいで」

「そういうわけにもいかないの、一年間は辞めるわけにいかないんだから

先日、父が亡くなったけど葬儀にも出れなかった」

「近いのだから休んで帰れば良かったのに」

「離婚をして仲居をしていることを誰にも告白してないから出られないの」

「そんなもの正直に言わなくても何日もいるわけでもあるまいし」

「言いそうな自分が怖いから帰れなかった」

複雑な事情がありそうで彼女には今が人生の谷間なのかもしれない

 

半年前までは会計事務所の事務員をしていてそこで知り合った

徹夜までして懸命に働いていたけれど薄給では間に合わないからと新聞広告でみつけた

住み込みの仲居に転職をした

あんなに不眠不休で働いては死んでしまうのではないかと真剣に心配をした

巡り合わせの不都合か、お人好しの悲運かは神のみぞ知るところだけれども

近頃の私には神様の意向がさっぱりわからない

タンポポの胞子だってその辺でぼんやりしているのもあれば果てしなく飛んでいくヤツもいる

 

遠く離れるほどに風当たりも強くて吹き飛ばされてしまう

それが溝に落ちようが空高く舞い上がろうがいいじゃないですか

人生て良い時ばかりではないが、もう少し何とかならないのかとしばしば想う

神様、どうか最期には帳尻が合うように運命の糸をバラまいて下さい。

 

一応、原文のまま掲載した、800文字制限なので説明不足で不鮮明な個所もある

なぜ投稿しなかったのか・・・

 

実はこの後、間もなく彼女にそっくりの女性がTV放映された

アップされた顔をみて思わず絶句したほどだ

永い逃亡の末、時効間際で逮捕された女性である

 

その未解決事件を知らなかったが彼女だったのかもと考えれば知らず知らずに検索してしまった

なにもかもが附合して事務所に早朝から夜遅くまでいたのも納得出来た

遊びに行きたいからと訊いてもどこに住んでいるかは絶対に教えてくれなかった

面倒見がよく毎日、私のためにランチを作ってくれて持参してくれたから随分と助けられた

あの頃、知らなかったエクセルさえも簡単に使いこなして私にも教えてくれるはずだった

夜間になるとよく電話をして来た

高視聴率でテーマ曲もヒットしたTV連続ドラマを放映していたがいつも観られずに終了した

 

あんな善人がなぜどうして殺人を犯し逃亡したのか

後にカラオケアプリで知り合った前科のある女性から彼女の話を聞くことが出来た

刑務所内でも人の世話が好きで受刑者に「○○ちゃん」と慕われていたようだ

あの女性が彼女であれば面会に行きたかった

しかし、残念ながら彼女は若くして獄中で病死してしまった

 

あの頃の彼女の身上を思えばかわいそうでいつでも涙があふれる

そして後で知った整形したとかの鼻筋があまりにも綺麗で度々横を向いてもらい眺めたものだ

その背後から雨上がりの虹がはっきりと現れたのも未だに覚えている

 

投稿しなかったのは想像だにしなかった彼女に纏わる哀しい人生を知ったからであろう。

 

 


やられたわ

2022-04-18 | 社会

ある晴れたお昼前の話です

信号待ちをしているとビルの一階にある安売り店の値札が目に入りました

たった今替わったばかりの信号は赤です

ビジネス街の休日は車も少なく誰もが信号無視で渡って行きます

桜見に行こうと家を出てからまだ数分しか経っていません

店の前に駐輪をして中へ入りましたが誰もいません

チョコレート、黒飴、チーズおかきを手にしてレジへ行くと店番の婦人がいました

その後ろに酒類がありました

春なのに夏日の今日、滅多に飲まないビールを飲みたくなりました

 

若い頃はいくら飲んでも酔いませんでしたが酒類はあまり好きでないので買ってまでは飲まないのです

馴染みのカラオケ店に行けば飲み放題、食べ放題、歌い放題、時間制限なしで3,000円です

ビールは薄めているから吐くほど飲んでも酔うことは不可能でした

舞台に上がり歌うと拍手喝采で一時期クセになり

仕事途中、終えてから、休日、結構な遠距離ですが自転車で通いました

思い起こせばコロナ禍になる前だから5年ほど経ちました

後期高齢者のマスターは生きてか死んでか・・・

 

それで棚のアサヒスーパードライ生というシルバーの缶を買いました

200円と書いてありました

定価を知らないので安いのかどうか?

たまに買うのはいつもエビスでゴールドです

 

「これは正月に仕入れたからすぐに消費期限切れやから150円でえ~わ」

みれば似たような年代で無造作な白髪頭で働き者なのか日焼けしてガングロです

「いくつなの?」

ぶしつけながら訊いてみました

「72歳、五黄の寅、性格がきついらしいわ」

「2月生まれやから牛と一緒に学校へ行った」

会話が昭和でババ臭かった

「ウチは全部消費税込みやから」

袋は無料で中へ入れてくれました

 

その日は桜が満開でおまけに桃の花まで満開でした

道端で伊丹から来ましたと中年の婦人が話しかけて来ました

「コロナ禍でなかなか出られないからJRに乗り花見に来ました」

「ちょうど見ごろでよかったですね」

では、お元気でと別れました

ビールを負けてもらった件を友人たちにスマホで吹聴しました

 

あれから10日経ちました

バッグを整理していたら財布の中からレシートが出て来ました

よく見るとう安売り店のです

普段はしないのですが捨てる前に内容を確認すると

なんとビールが2缶、150x2缶=300です

 

 

・・・故意なのか、間違いか、わからないけど・・・

してやられました。

 

 

 


家族愛

2021-12-25 | 社会

今年の春に独居の男性85歳のシフトに入りました

腎臓がんからの末期がんでターミナルケア状態です

現時点では末期がん患者の入院は出来なくなりました

治療の施しようが無い為です

賃貸ワンルームマンションでの独居です

子供らが幼い頃に離婚しましたが離散家族が集合し易くするため相互に便利な位置への転居だったようです

 

利用者さまは男の意地を張り何かと仕切りたがりました

介護する者にすれば指図をされたほうがやりやすい場合も多く助かりました

ポータブルトイレでの排便排尿も時間と共に寝たきりになります

認知機能に大した障害もなく会話は通常でした

高校の同窓会の幹事をしているもコロナ騒動で去年は流れ今年こそはと張り切ってました

シフト中に同窓生の女性から頻繁に電話がありました

彼女はパーキンソン症で苦しんでいるようですが明るく若々しい声です

同窓会の話をしているとあの頃に戻るようだと楽しそうでした

まだ朝鮮半島が日本所有だった時代に船大工だった祖父が朝鮮で会社を経営し現地人を雇用してました

ある日、仕事に不満を抱いた雇用人らに放火されてしまいますが再度の立ち上げを果たしました

しかし、またもや放火されてしまい怒りと失意で帰国されたようです

貸した金は返さない、真面目に働かない、さんざんな目にあわされたと子供の頃にいつも聞かされたようです

 

独立したふたりの子供たちが連日交代で訪問されます

息子さんの配偶者が現役の看護師で介護用品の準備は完璧でした

ポータブルトイレ用の排便排尿処理袋はそのまま廃棄できるようになった吸収力抜群の紙袋です

残念ながら多くを消費することはできませんでしたが・・・

2ケ月ほどしてから脆くなった足の骨を骨折して入院されました

 

更衣介助を終えてから「ありがとうさん、退院したらまたお願いします」と、挨拶されて笑いながら別れました

入院してからコロナ罹患したようだけど完治したとか・・色々と漏れ伝わってきました

事業所のほうから「退院したらお願いするからシフトを空けておいてください」と言われてました

それから2ケ月ばかり経た昼下がりに事業所から連絡がありました

音信不通なのでご家族さまに電話をしたら「入院してすぐに亡くなりました」とのことです

・・・・ということは5月中旬です

 

がん末期だと相当痛かったと思われますが一度も痛いとは言われませんでした

泣き言を言わない、男は黙って耐え忍ぶのが大和魂を重んじた時代の男のあり方でした

だから、たぶん、離婚したときもただ黙って別れたのだと思います

父親に対する子供らの接し方、まなざしには彼の身体を配慮し最善を尽くそうとの気配が感じられました

そして別れた奥さまも彼には内緒で尽くしていたとの情報を娘さまから伺いました。

 


こちらも命がけです。

2020-04-30 | 社会

御子息が開業医で独居の母親が利用者です

御子息がコロナ感染の陽性になりサービスを2週間ばかり中止していました

久しぶりの再会ですが公共の自粛要請延長により更なる休止状態になり

弁当の宅配も延長にしました

今のところコロナ感染処方に革新的な進展もなく再開の目処も立ちません。

 

他件の独居の婆様は、一連の感染騒動を敏感に受け止めてデイサービスを当分欠席することにしました

普段から高熱気味で検温をして37.3℃だと私の心がざわめき脈が乱れ非接触体温計を持つ手が震え

無意識の内に後ずさりしています

利用者様、あなたの恐怖はヘルパーにも大層な脅威なのです

勿論、37.5℃が限界線だと熟知しておりますが高齢の私は口先婆でいわゆる世間で嫌われる小心者なのです

おまけに狭い部屋での独居で蜂でも寄って来そうな密蜜状態でとてもじゃないけれど1~2mの距離なんぞ

天使も夢見る遥かな距離です

両隣は壁で十分な採光もとれず換気もままなりません

遠くから話しかけると難聴で聞えないし、遠隔操作でおむつ交換は出来ません

3密はヘルパーにとっては禁止用語です

 

料理をして配膳すると私の好きな物ばかりで嬉しい!!とお世辞を言いながら完食されます

元気な頃にはBARを営んでいたらしくて客あしらいは卓越していて決して相手を不愉快にさせまいとの

沁みついた覚悟が垣間見える会話をされます

自己申告によると卯年生まれの昭和5年のようですが実際は今年の誕生日で93歳になられました

つじつまの合わない会話が通常で作話も多いですからここはスルーです

 

仕事を終え挨拶をすると

「ありがとう、また来てね」

両手を合わせて嬉し涙を流されます

「お互いに生きていればまた来週会えます」

今は・・・・確か・・・2020年・・・新緑萌ゆる季節・・・

それなのに戦時中でもあるまいし何時でも何処でも湿っぽいご挨拶ばかり・・・

 

ベテランヘルパーの「ヘルパーは必ず体調を壊して入院する」との箴言がぞわぞわと頭を過ります

去年の夏(69歳)午前3時の丑三つ時のトイレタイムに起き上がろうとしましたが

強烈なめまいに襲われてストンと倒れました、景色が揺れるために開眼さえ出来ません

やっとの思いでガラケーで電話をして救急車で運ばれ良性発作性頭位変換症と診断され5日間ほど入院しました

めまいが治まらないため寝返りも出来ず45~60°傾斜の半座位・ファーラー位で過ごしました

 

 

食事が喉を通らず点滴だけの4日間で最後の朝食のみ完食出来ました

医師・看護師の皆様には、生まれて初めて心より感謝をしました

初めての入院ではありませんが本当に有難く親切な対応の日々でした

 

退院してから身体の不調が多くなり経験すらしなかった蕁麻疹が少しの疲れで悪魔のように顔を出します

ぽつんとニキビのように単独で現れあれよあれよと縄張りを拡大して気づけばDVされた皮膚のように赤く腫れます

その殆どが首筋に現れまるで過激なキスマークの仕様です 

幸い朝のシフトに出向く頃には閉店間際のネオンのように点滅しながら消滅するので助かります

恐らく、休まず怠けず働くように仕組まれた遺伝子をご先祖様から受け継いだのでしょう

 

以来、随分と仕事量を減らしたのですっかり貧乏になりました

まさかのコロナ感染騒動で不謹慎ですが、これも何かの啓示だと部屋にこもりいびきをかいて寝ています。

 

 


隣人

2020-02-23 | 社会

週に数回介護シフトの利用者が居ます

90歳前の独身女性で連日呑まないと体調不良になる完全なアルコール依存症です

本人の弁によれば幼稚園からアルコールを愛飲した模様ですが、作話が得意な認知症状も進行していますので定かではありません

ウイスキーがお好みで銘柄はサントリー限定です

訪問するとほぼ泥酔して寝転んでます

二年ほど前には自力歩行が出来ていて押し車で買い物をしていました

ある日、千鳥足でふらつきアスファルトで顔面を打ち血まみれで倒れているところを訪問ヘルパーが発見し

救急車で運ばれ右の額を8針縫いました

先日は道端で大の字に倒れ隣人が救急車を呼びましたが到着した頃には意識が戻り乗車せずに追い返しました

取り敢えずバイタル測定をしましたが特変もなくふらふらと隣人に支えられ無事帰宅しました

TVの音量は最大で酔っぱらうと大声で猫の名前を連呼して戻らないと猫さらいに捕られ三味線の皮にされたと号泣します

時々、この婆様は本当は爺様ではないのか?と疑問に感じるほどに豪快な酔っ払いです

快く思っていない隣人もいるだろうし婆様が忌み嫌っている隣人もいます

まだまだ一戸建ての多い庶民的な町並みです

我が家よりも他人のお家事情に詳しい土地柄でたくさんの野良猫が飢えずに歩いています

 

先日、シフトで入り車椅子の用意をしていると隣人の町内会の世話役が声をかけて来ました

「Yさんのことをよろしくお願いします」

「Yさんが色々とご迷惑をおかけしていますけど、こちらこそよろしくお願い致します」

「Yさんの方が2歳年長で昔からよく知ってます」

「そうですか、それならば安心です」

「数名、来られてますが、あんたがいちばんよくしてくれてる」

「そうですか、ありがとうございます」

「見てればわかります」

滅多に会わず、ろくに挨拶も交わさない爺様から褒められました

 

婆様に隣人があなたの事を心配してました、と、伝言すると、少し嬉しそうに頷きました

認知症が過去及び直近の記憶を消去してしまいます、すぐ横の隣人の存在さえも忘れます

しかしながら、生まれ育った地元で生涯を終える幸せもあるのです。

 


最期の挑戦。

2018-07-14 | 社会

日曜日の午後、子供、孫、親族らの訪問を終え、誰も居なくなった部屋のベッドから「小便したいから起こしてくれ」と爺様の声がした。


医師によれば、彼の生命は持って七月中旬らしい、今日は7月8日で爺様の誕生日である。

前夜祝のケーキの残りを爺様に食べさせてから、全員(12名)で平らげ、ばいばい、と、手を振りながら帰り去ったのだ。

私は上階で声の入らないモニターを見つめていた。在宅ヘルパー、看護師、家政婦、総出のターミナルケアシフトである。

階下より「帰りますのでよろしくお願いします」との声かけで降りて彼らを見送り机の前に座して記録を書いていると「お~い」の声がしたのである

まずは寝たきりの無筋肉骨体美の爺様を起床させてからベッドの端に身体を回転させ座位にした

取り敢えず立位にしなければ歩行は出来無い、健康であればどうってことのないこの仕草がなかなか実現不可能なのである

1回目・・・筋力が萎えているので手、足に力が入らない

2回目・・・「よっこらっしょ!!」その辺にある椅子で周辺を防塞のように固めつかまれと言っても掴めない・・・・

3回目・・・「最期の挑戦!!」・・・・「むむむ」・・・力んでいたが、すとん、と、ベッドに尻もちをついた

(悪いけど、真に申し訳ない話だが、彼を担いでトイレ迄歩けるほどに私はタフではない、いたって普通の金も力も根性さえもない公認の不細工なババアなのだ。)

「どうしますか?例え歩けても途中で転びでもしたらか弱い私の筋力では起こせないと思いますけど」

「わかってる、しゃあないから諦めた、また元に戻して」

先とは逆バージョンで就寝体勢に戻したら、ベッドから両足が出るので身長を訊ねたら「180cm」と応えた

昭和19年生まれなので、ま、高い方に違いない

骨ばかりで肉のついていない寝たきりなのでこんなに大きいとは思いませんでした、というと「そうか、大きい方やった」と自慢した

 

旧い名刺があったので質問をすると色々と経営したようで整体もしていたらしい、昔は少なかったが高齢者が増殖した昨今は、商店街でも10軒向こうには整体屋がある

「ちょっと来て身体を揉んでくれ」

整体屋だったからどうすれば良いのか訊きながらその通り揉んだ

「揉むとマシですか?」

「痛いんじゃ」

「強く揉んだら痛いですか?」

「いいや、鳩尾(みぞおち)を揉んでくれ」

「急所だから怖いな~」

「え~から」

末期ガンで腹水が溜まり胸を圧迫して苦しいのだろう

揉みながら腹部は、まだ固くなってないというと「そうか」とだるそうな表情であるが、写真立てにある3人の映像のどれかさえ判明不良でほぼミイラ状態に痩せている

肩を揉み足を揉み腹部を揉みほぼ全身を終えると「もう、え~わ、ありがとう」と力なく礼を言った

ドン!と家が揺れた

「地震みたいだけど、どうします」

「もう、え~」

「そうですね、私もやりたいことをやって生きたから今さら逃げて助かってもどうってことないからこのままで居ましょう」

TV中継の大相撲の途中で”震度1”とテロップが流れた、大雨災害情報は途切れない

 


 

それから4日目の夕方

様、先ほどご逝去されました」の着信メールがあった

最期まで自力で用を足そうとして力を振り絞り挑戦した、あなたの男気は天晴れでした。




合掌

  


歪められた人権

2017-10-29 | 社会

政策を見聞する限り政党名を隠せば与党か野党か区別できない。

憲法の民法刑法は善人による善人のための法律だとかで被害者の個人情報を曝し加害者を擁護し性犯罪者未成年者犯罪等は名前を変え、新住居を与えてまで人権を守る。

これらの条件を満たす者が隣人だとして、もしも、私が被害者になれば、再三に渡り加害者は護られ移動する。

政治の世界では不倫しようが不正をしようが当選すれば禊が終わるようだ。

与党のTOPや周辺の不倫不正は与党である限り護られ復活し、野党の不倫不正は政治生命が尽きるまで追求する。

マスコミは権力に弱く腐敗死臭を好むハイエナさながらで一掃してもしぶとく生き残る。

この国の民は、裏切られようが搾取されようが権力に執着し依存するのは、長期間に渡る哀れな身分制度の斬り捨て御免、土下座、敗戦後遺症等の歴史的背景から来る自虐性依存症によるのかも知れない。

野球にしろ犠牲打という独特の表現文化のあるお国柄なのだ。


地下9.9mにあるゴミ

2017-03-24 | 社会

将来出るかもしれないゴミ処理費用:△8億2千万円

愛媛県の今治市の学園には37億円の土地を無償譲渡

学校法人への無償譲渡及び貸与は他に25件

 

なんだか固定資産税を支払うのがアホらしくなる

 

それにしても質疑応答時間は、票数に比例せずに平等にしないと

与党の思うツボだわ

質疑の時間中、にやにやと不遜な笑みを浮かべている大臣の不気味さ

 

自由奔放な嫁に足元をすくわれ、もみ消しに必死の夫と

根性の悪いイエスマンらをこの国の代表と呼ばなければならない

国民の気持ちを考えたことが・・・あるのだろうか?

 

野党、がんばれ!!

共産党の支持者では、ないけれど、いちばんマシだわ

昔、弁舌爽やか、理路整然と、粛々と相手を倒していた

不破哲三氏が懐かしい 


最近、ふと疑問に想う件

なぜ?福祉事業経営者は、無資格者でも開業出来るのか?

他国家資格経営では、ほぼ保持者でなければ運営開業出来ない・・・・

不思議な国である。


例のメールから事件が多発していてネットが騒然

民進党の辻元氏が怪しいとは・・・・・・・?

情報編集操作しているマスコミを安易に信じるのは止めよう

ネット情報も、大概、え~加減で主観的ではあるけれども。




 

 

 

 

 

 

 

 

 


日本国の人権

2014-07-30 | 社会

日本国憲法は、国民主権(主権在民)、平和主義とならび、基本的人権の尊重を三大原則としている。

基本的人権とは、人間が、一人の人間として人生をおくり、他者とのかかわりをとりむすぶにあたって、決して侵してはならないとされる人権のことである。すべての人間が生まれながらにして持つ。

基本的人権は、生命財産名誉の尊重といったような個別的具体的な権利の保障へと展開することが多い。このため、体系化されているさまざまな権利を総称して「基本的人権」ということもある。

人権に関する法律の整備の基本的な部分は、主に内閣府法務省が担当しており、法務省の人権擁護局がその中心となっているほか、必要に応じて担当する省庁が法律を整備している。

 

先般、女子高校生間の殺人事件が起きた。

マスコミは、いつもながらに被害者を曝し者にして視聴率を取ろうとして、被害者及び周辺の人権を侵す。

未成年者の画像を垂れ流し加害者側の画像公表は皆無である。

2ちゃんねるを称賛するわけでもないが、加害者の画像は近日に投稿され周辺情報も詳細に得られる。

殺人事件に少年法は不要で精神障害があるにせよ更生出来るはずもなく偽名使用許可を得てまで社会復帰をさせるべきではあるまい。

障害者であれば特に容易に社会復帰させては善人が被害者になるのは必至だ。

私は現在、福祉大学在学中で更生論も学んだが、所詮、机上論であり、上から目線の性善説法律用語、心理学用語を羅列しても改善されないことを憂慮する。

そして、机上論単位を得て清流に棲む者が泥から生まれ濁流に流され曲がりくねった根性を更生させるのを生業としても心に響かず体裁論だけで社会復帰させる危惧を払拭出来ない。

人は性悪に生まれ悪に染まり慣れれば善を滅亡させる。

学問が善を教える道具の最先端らしいが、前述の如く女学生が殺人事件を起こす時代ではその説も通用しなくなっている。

 

職場でも計算高い営業社員が業者と結託して容易には解明出来ない手法で会社を食いつぶす例は頻繁にある。

その被害者は、いずれも開拓精神逞しい清濁併せのむ初代ではなくそれに続く代の経営者である。

これは何を意図するのか?

金銭をかき集めて器を巨大にすれば多くの社員を雇用し社会に貢献した事になる。

それを片っ端から害虫が喰い荒し、手を打たずに見過ごせば、組織の壊滅は一瞬だ。

初代が汗水垂らし築き上げた城も気を抜けば落城は早い。

 

ここで、この場合の加害者は、どうか・・・?

経営者が黙示すれば単なる倒産劇で終え提訴すれば刑事・民事で裁判の結果、相当の罰則が付与されるが極刑になるほどの刑罰ではない。

一方、被害者は、どうだろうか?

離婚、一家離散、破産、自死・・・いずれにせよ、築城の苦労も泡と化し、ろくな結果には至らない事は容易に推察される。

 

どう考えても加害者が守られ被害者の泣き寝入りが多いように想うのは邪推だろうか?

このままでは途方もつかない国になり口先ばかりのワルでなければ生き残れない社会になりそうだ。

 

 

日本国に限らず、行きすぎた人権国家、無法国家、野蛮国家は、極論を言えば同レベルの国家のような気がする。

 

 


高齢者虐待

2014-07-02 | 社会

まず認知症(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E7%97%87)を理解した上で読んで頂きたい。

次に認知症認定(http://www.chihou.net/care/hiyou/hoken.html)の手順を参照されてください。

そして認知症の有無に関わらずに高齢者虐待には6種類があります。

身体的虐待

殴る、蹴る、つねるなどで、裂傷や打撲などの跡を残すことがある。本人の意に反し手足を縛る身体的拘束もある。

性的虐待

性的な暴力(高齢者夫婦間でのドメスティックバイオレンス-DVも含む)。

心理的虐待

脅迫や侮辱などの言葉による暴力、恫喝、侮蔑。

ネグレクト(介護や世話の放棄)

生活に必要な介護の拒否、意図的な怠慢、必要な医療や食事、衣類や暖房の提供をしない、病気の放置など、生活上の不合理な制限、戸外への締め出し。

経済的虐待

年金・預貯金・財産を横取りされたり、不正に使用されたり、売却されること。

⑥その他

以上のほかに「自虐」という分類を加える研究もある。また、「家庭内」「施設内」など、場所による分類もある

さて、筆者は現場で働く在宅ヘルパーの身分です。

基本的条件として独居の高齢者への訪問介護です。

介護を受ける高齢者を利用者と呼びます。

定年後に従事しましたのでまだ三年程度の経験ですが、二十人位の高齢利用者様に関わりました。

まず、その環境ですが、全くの独り身の方は居ませんでした。

公的扶助の範囲内で制度利用をして独居にしている利用者が殆どです。

生活支援をさせるために、高齢両親の財産を相続した上で無一文にして安い公的賃貸住宅に独居させ生活保護を受給させます。

利用者は、ここで子供たちからの虐待④⑤を受けています。

そして様子伺いにヘルパー訪問時に観察に来てヘルパーに難癖をつけたり事業所へそれをいちいち報告をしてヘルパーを頻繁に取り替え悦に入り何かを画策しています。

ヘルパー達は、そのような複数例を同僚間で交換をしてブラックリストを作成していてそのようなシフトは断ることにしています。

ところが事業所が乱立し激化している最近では、事業所に節操がなくそのような嫌われ利用者ばかりを受けている事業所があり、オプションとして時間単価を高くしてヘルパーを酷使しています。

精神的・肉体的にもKな仕事ですから平均三年で退職します。

 

例に洩れず私も家族同居でありながら多忙のためな高齢母親の介護に入りました。

母親はC型肝炎で常によだれを垂らし同じ事を繰り返し話しています。

離婚した娘が出戻り家業を継ぎ社長をしていますが、丁度、昼介護の頃に帰ります。

流石に違反と判っているのか、すぐに自室へこもり訪問している時間帯に会社へ戻ります。

そこへ母親が大声で私にこれまでの人生を饒舌に語ります。

電話があれば普通に対話します。

夫の突然死、休眠地の売却話・・・疲れるとベッドまで同行(要介護3脳梗塞後遺症のための歩行困難)し、いびきを立てて眠ります。

果たして認知症なのか・・・・?

高齢になれば多少の繰り返し同作話は、みられます。

脳の委縮もあるはず・・・この辺でその認定方法・設定選考人を現場経験のある者に変更するよう見直す必要はないのか?

生活支援のシフトで昼食を作りトイレ介助同行・就寝介護でしたが、娘の意向により介護保険ヘルパーではなく終日の有料家政婦に切り替えました。

この判断は正しいと思います。

このような表現は、ふさわしくないかもしれませんが、ヘルパー身分には、なんの保証もなく、家の中に入られ(複数人)同居の場合は、不在なので事件があっても気づかずに不用心です。

なかには手癖の悪いヘルパーもおり性にだらしのないヘルパーもいますが、そのようなテストをクリアーして余所様の家へお邪魔しているわけではありません。

 

施設は、どうかといえば実情は変わりません。

身体拘束をしなければ施錠をする、それが駄目ならカメラで出入りを監視する。

野放しにすれば確実に行方不明か事故遭遇かベッドから転落する・・・等々

それで利用者の家族から有料なのに無責任だ、老人福祉法違反だと損害賠償提訴される。

もっての外の例は、生活保護受給にさせ施設入居をさせ、身体拘束・ネグレスト等の被害者面をして慰謝料を得ようとする家族には、ただ呆れるばかりです。

生活保護費の振り込まれる通帳の残がゼロでなければ次の受給が出来ない・・・

何処の誰ぞが、そのように杓子定規的な収支が出来るのか?

次回の支給が欲しければ故意にゼロ清算にするしか方法がない。

以前より問題視されているが、受給金額は、真面目に働いて得た年金額より低額にするべきである。

病苦・当確の事情の場合を除けば、昔と異なり公的扶助を当然としている風潮は、善か悪か不明だが、一応、成人としての誇りを棄て憲法に掲げられている労働の義務を果たしていない事を自覚するべきであろう。

 

 

認知もしくは高齢利用者を孤立させ生活保護受給者にさせて施設へ入居させる。

施設を提訴する前に「老いた親を扶養する義務責任」を果たすのが子供のとるべき法律遵守だとなぜ気付かないのか・・・この国の法・言語の曖昧さ、人権主義・社会福祉主義の落とし穴なのかも知れない。