ヘルパー事業所は、実に多様多種である
61歳でヘルパー研修を受講し3月卒業と共に職業として働いている
最初の1年間は右往左往しながら諸先輩の指示で動いた
登録ヘルパーは、1事業所のみでは生活をするには無理なので区役所WEBで検索をして求人をしていないにもかかわらず面接をして頂き採用になったり、HWの紹介で採用になったり、とで、計4事業所への登録をした
初年度は、年中無休でフル回転をした
高齢者、精神障碍者、若年難病者、身体障がい者、知的障がい児、視覚障がい者、と、介護者種類をほぼ一巡した格好だが、更生者については未経験である
62歳の4月より福祉関連の勉学に重点を置き時間にゆとりを持たすために在宅事業所への登録を2ヶ所にした
63歳の今年は、昔の職場より経理の手伝いをしてくれとの要望があり現在2ヶ所の職場の経理を掛け持ちしている
それらの帰りにヘルパー仕事をしているのだが、NPO法人の事業所が3月末で解散することになった
とりもなおさずこの事業所は、自分を売り込み採用になった事業所である
歴史は旧く有料時代からの創業で介護保険制度導入から介護保険事業所へと変更した
最初にも書いたが、介護保険制度を基礎にした指定介護事業所ではあるが、その社風は実に多種でおもしろいものがある
修学中に登録した事業所の所長は40代の夫婦で血気盛んであり事業利益主体の方針のため、飽く迄、事業所、利用者本位で利用者からノーと云われれば、ヘルパーの言い訳、実情は無視した
故にヘルパーの人事異動が激しい
ヘルパーの定着率の悪さの原因の一位は、職場、利用者との人間関係なのである
人は考えるアシとの例えも有る位なので、元来、精神が軟弱だ
猛禽類ほどの凶暴、単純さを持ち合わせていない
さて、このNPO法人であるが、以前、ヘルパー学校も経営していたらしくため息の出そうな程に真面目で月1回の研修と各人への補助金配布は欠かさない
ヘルパーの殆どが介護福祉士の国家試験合格者でもある
事件があれば、ヘルパーの意見に耳を傾け、利用者に説明をし納得して頂く
利用者にもヘルパーをクビにするような上から目線の横柄さは見受けられない
この事業所の利用者からは、帰り際に「外の事業所からヘルパーさん、ケアマネさんが来られるけどNPOさんがイチバン良いです」と、必ず褒められる
確かに、その地域柄もあろうが、利用者にすれば長期間に渡りヘルパーが辞めずに顔なじみであることが安心なのだ
先の事業所の例は、どの事業所も引き受けないわがままな利用者ばかりを地域包括支援センターから紹介され、悪循環に陥っている節がある
地域包括支援センター、社会福祉協議会については、契約制度に移行されたとはいうものの、禁止されている天下りの措置天国模様で、先に触れる機会があれば書くことにしよう
解散一カ月前になり解散通告が出来るようになり、事の次第を通告すると一様に驚きおろおろされる
原因は営業力不足に尽きるのであるが、この様に評判の良い事業所の閉鎖は残念至極でたまらない
これから、生きて20年、足腰達者であと10年・・・
経理仕事では、社長から後輩を育て教えて欲しいと依頼されている
どんなわけのわからんのでも一人前に育てる自信はある
しかし、その土壌造りは、アンタがせ~~よ
大切なものは、何か?
・・・・・・しっかりと見極めて欲しいところだ。