あまぞんさんで買ったTEEN TITANS YEAR OWN(綴りに自信が・・・)がすごくよかったです!!ディックロビンの生足が生足が生足してて、バットマンの言うことはなんでも聞いて、ハンケチがバットマン柄で、半泣きロビンちゃん!!(落ち着け)
表紙でぎょっとなったアクアラッドも中で鼻歌いながらキャップして(服着たまま)お風呂にはいってるにきゅんってきました。みんなの掛け合いとゆうか、子供らしい感じがすごくいいです。
絵も安定してるし(ロビンのおぼっちゃんヘヤー可愛い)英語も難しくないし(パラぱらっと読むと、多分)、グロくもないし、初めての人にはお勧めかも。
今回はべたとはすなわち王道を歩むことなのだ!なジェイソン×ディックです。
黒い毛先をなで上げる。鏡に映った赤い地毛、幼いジェイソンは黒髪スプレーを吹き付けた。
赤い髪
黒々とした艶やかな髪をなで上げ、夜の闇に溶けてしまいそうな、しかしその瞳には確かな光をもつ青年が駆け抜ける。
今は使われない廃ビルに降り立った夜の鳥、ナイトウィングは静かに当たりを見回した。
確かにこの廃ビルにいるとゆう情報を聞いた。自分が昔から弟のように可愛がっていた、今はヴィランとなったジェイソンが。
「ようこそディッキ―待ってたんだぜ。」
ナイトウィングの耳に懐かしい、しかし聞いたことのない口調の笑い声が聞こえた。
「どこにいるんだ!ジェイソン!」
「わかるだろ?だってあんなに兄弟みたいだったんだから。」
「かくれんぼはおしまいにしょうか。…出てきてくれ!」
「わかんないの?寂しいなぁ…」
後ろ―ナイトウィングが振り向いたその瞬間、ナイトウィングの後ろからからかうような声がした。
「こっちだよ。」
「っ!!」
鈍い音がした。ナイトウィングは床に口を付けていた。頭の上には降り降りてきたジェイソンの足が一瞬見えた。
グリグリとジェイソンが足でナイトウィング、兄のように慕っていたディックの頭を踏みつける、ジェイソンの顔に今までにない程の笑みが広がった。
「いい格好だね…まぁあの時から俺は兄弟って言うより、さ―」
ディックの髪が引っ張られ上へ上げられる。
痛い―そんな強行よりナイトウィングはジェイソンがとった行動に驚いた。
付けた、ディックの唇にジェイソンの唇を。
「!?」
「こう、したかった。」
離れようともがいた、ディックの目には赤くなったジェイソンの髪が見えた。
その顔から笑みが引く。
「赤の方が似合うだろ?だって地毛だからなぁ、あんたは黒いほうが好きかな?」
ジェイソンはまた笑いだした。
「もうあんたにもバッツにも言いなりになる気はねーんでね。」
ジェイソンの体格差にディックは組み敷かれる。体重を体に受けて動けない。
「あんたを俺ごのみに調教してやんよ。慣れてるだろ?駒鳥ちゃん?」
ディックが呻きながら手を伸ばした、身構えたジェイソンに、その手は巻き付いた、―優しく抱きしめた。
「僕も、こうしたかったよ。」
「もう、そんなことはさせない。僕は、無理矢理黒く染めたロビンとしてじゃなくて、赤い元々の色のジェイソンとして、君と向き合いたい。」
暖かい。ジェイソンは昔好きだった腕の中の暖かさを思い出した。
ナイトウィングを腕のなかから離した。
しかし逃げるわけでなく義兄は真っ直ぐに義弟を見た。
「…」
「戻ってきて欲しい。」
しかしこの暖かさはもう自分にはないものだった。
「…はは」
ジェイソンは窓辺へと後ろ飛びした。
「その言葉、楽しみにしとくよ。」
「ジェイソ―」
ジェイソンは闇へと消えて行った。
「ジェイソン…」
ナイトウィングは手に残った赤い髪を見た、赤い、燃えるような色をした弟の髪を。