アメコミ見たいよぉぉぉーーー!!たりない!たりない!アメコミがたりないよぉぉぉーーーー!!!
最近すっごくヤングテーンタイタンズとニュータンタイタンズが気になって仕方ないよぉぉーー日本でも早くやって!バードたんが気になるよぉ!!
でもCNのジェネレーター・REXは面白い、と思う。
今回はブルース死後なバッツファミリーです。ティムたん目線です。
ティムはふかふかな椅子に身を沈めた。広い広い家の中でついた溜め息はよく聞こえた。
かなしみのこうそうきょく
元々大きな豪邸だったがブルースがいなくなってもっと大きくて寂しげな気がしてしまう。
二度の両親の死とは似ているがまた違う、ティム自身が悲しみを人に見せなくなったこと、それが一番違った。
気だるげに首を後ろ向きにもたげ、不満そうに言った。
「…不法侵入で訴えるぞ。」
逆さまになったジェイソンがいた。
「ちゃんと玄関からアルフが入れてくれたっつーの。」
ジェイクがそんなティムを見てにまっと笑う。
「家の中が葬式みたいだから来てくれってアルフに頼まれてな。」
「実際葬式だろ?」
「まぁな。っか、お前の場合別の理由だろ?」
ティムの眉間に皺がよる、ジェイクにそんなことを察せられた自分への苛立ちと複雑な心境のせいで。
噂をすれば、ドアを開けて出てきたのは別の理由である、ブルースの一人息子ダミアンだ。
彼はうろんげな目をしてティムとジェイソンを見た。
勝手に人の家に入ってくるなと言う目で。
「葬式なら喪主は息子のあいつか?」
「お客にはみんな帰ってもらったはずだが?」
イライラする。そろいもそろって嫌いな奴ばっかり来て。
ティムはダミアンに負けず劣らずの嫌な顔をした。
皆バッツファミリ―のはずなのだがブルースがいなくなるとどうしても噛み合いが悪い。
特にブルースが永遠に居なくなった今、三人ともが胸に穴が空いたようになっていた。
天井が高い。
ティムには何年ここに居れるかわからなかった。
ただ、自分が将来ずっとヒーローを続けていくことがないのはわかっていた、きっと普通の生活に戻り平凡に暮らすようになるだろう。
そう、予言じみたことを考えているとふたりが羨ましくなる。
ジェイソンとダミアンはきっとこのまま付かず離れず闇の中にいるだろう。
役がもらえず、舞台だけ見ている役者はこんな気持ちなのかもしれないとティムは思った。
そしてもう一人、舞台にまだ立ち続けている人がいた。
「ブルースがいなくなったってゆうのに、身内で喧嘩なんかしてどうするんだ。」
三人にとっての兄弟子で本物の兄のように思っている、ディックが恨めしかったドアから出てきた。
「こんな時だからみんなで力を合わせるべきだ。」
力強くしなやかな脳に気持ちよい声、ティムはソファーに頭を埋めた。
自分がヒーローでなくなるのが嫌なのは彼への思いもあった。
ヒーローでなくなった自分はディックを兄として呼べる権利がなくなってしまう気がしたから―
自分がロビンでなかったらブルースに必要としてもらえなかったかも知れないから。
だからこれからロビンの名を受け継ぐダミアンが憎らしくかんじた、いらなくなってしまうから。
ジェイソンが嫌いなのはこんなうじうじしたような考えを持っていないから―
「ティムもご飯食べよう。」
「…」
どうして無くなると解っているものは美しく見えるのだろう。
「ティム?」
いつか、なくなってしまうとするなら―彼に何か残したかった。
「今いくよ。」
ディックの喜ぶこと、切望していること。それはティムの胸になにか漂っている疑問と一緒のことだった。
ティムは笑った。なら、やるしかないじゃないか―広い家と高い天井。
独りになっていた部屋はもうあまり狭くなくってきた。
「…遅いなティム…」
最近すっごくヤングテーンタイタンズとニュータンタイタンズが気になって仕方ないよぉぉーー日本でも早くやって!バードたんが気になるよぉ!!
でもCNのジェネレーター・REXは面白い、と思う。
今回はブルース死後なバッツファミリーです。ティムたん目線です。
ティムはふかふかな椅子に身を沈めた。広い広い家の中でついた溜め息はよく聞こえた。
かなしみのこうそうきょく
元々大きな豪邸だったがブルースがいなくなってもっと大きくて寂しげな気がしてしまう。
二度の両親の死とは似ているがまた違う、ティム自身が悲しみを人に見せなくなったこと、それが一番違った。
気だるげに首を後ろ向きにもたげ、不満そうに言った。
「…不法侵入で訴えるぞ。」
逆さまになったジェイソンがいた。
「ちゃんと玄関からアルフが入れてくれたっつーの。」
ジェイクがそんなティムを見てにまっと笑う。
「家の中が葬式みたいだから来てくれってアルフに頼まれてな。」
「実際葬式だろ?」
「まぁな。っか、お前の場合別の理由だろ?」
ティムの眉間に皺がよる、ジェイクにそんなことを察せられた自分への苛立ちと複雑な心境のせいで。
噂をすれば、ドアを開けて出てきたのは別の理由である、ブルースの一人息子ダミアンだ。
彼はうろんげな目をしてティムとジェイソンを見た。
勝手に人の家に入ってくるなと言う目で。
「葬式なら喪主は息子のあいつか?」
「お客にはみんな帰ってもらったはずだが?」
イライラする。そろいもそろって嫌いな奴ばっかり来て。
ティムはダミアンに負けず劣らずの嫌な顔をした。
皆バッツファミリ―のはずなのだがブルースがいなくなるとどうしても噛み合いが悪い。
特にブルースが永遠に居なくなった今、三人ともが胸に穴が空いたようになっていた。
天井が高い。
ティムには何年ここに居れるかわからなかった。
ただ、自分が将来ずっとヒーローを続けていくことがないのはわかっていた、きっと普通の生活に戻り平凡に暮らすようになるだろう。
そう、予言じみたことを考えているとふたりが羨ましくなる。
ジェイソンとダミアンはきっとこのまま付かず離れず闇の中にいるだろう。
役がもらえず、舞台だけ見ている役者はこんな気持ちなのかもしれないとティムは思った。
そしてもう一人、舞台にまだ立ち続けている人がいた。
「ブルースがいなくなったってゆうのに、身内で喧嘩なんかしてどうするんだ。」
三人にとっての兄弟子で本物の兄のように思っている、ディックが恨めしかったドアから出てきた。
「こんな時だからみんなで力を合わせるべきだ。」
力強くしなやかな脳に気持ちよい声、ティムはソファーに頭を埋めた。
自分がヒーローでなくなるのが嫌なのは彼への思いもあった。
ヒーローでなくなった自分はディックを兄として呼べる権利がなくなってしまう気がしたから―
自分がロビンでなかったらブルースに必要としてもらえなかったかも知れないから。
だからこれからロビンの名を受け継ぐダミアンが憎らしくかんじた、いらなくなってしまうから。
ジェイソンが嫌いなのはこんなうじうじしたような考えを持っていないから―
「ティムもご飯食べよう。」
「…」
どうして無くなると解っているものは美しく見えるのだろう。
「ティム?」
いつか、なくなってしまうとするなら―彼に何か残したかった。
「今いくよ。」
ディックの喜ぶこと、切望していること。それはティムの胸になにか漂っている疑問と一緒のことだった。
ティムは笑った。なら、やるしかないじゃないか―広い家と高い天井。
独りになっていた部屋はもうあまり狭くなくってきた。
「…遅いなティム…」