パキスタン南部カラチで22日、武装勢力が市内のメヘラン海軍航空基地を襲撃、ロイター通信によると
同基地に駐屯する海軍兵士ら少なくとも5人が死亡した。兵士の死者数は11人との情報もあるようだ。
「パキスタン・タリバン運動」の報道官が23日、「(国際テロ組織アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビンラーディンの
殉教に対する報復だ」と米欧メディアに述べ、自らの犯行だと宣言したようだ。
武装勢力は23日朝になっても、基地内に立てこもっているようだ。パキスタン軍は特殊部隊や海兵隊を
基地内に投入し、武装勢力の制圧を図っており、犯人数人を射殺したとの情報もあるようである。
パキスタンの核兵器がイスラム過激派の手に落ち、テロ攻撃に利用される「核テロ」。2001年の米同時テロ
以降、米国と世界が最も恐れてきた、この悪夢のシナリオが次第に現実味をおびつつあるようである。
中東から目が離せないようになってきつつある。要注意である。