青いサムライ達が苦しい戦いを次々に乗り越え、アジアの頂点に立った。日本代表がオーストラリアを下した
30日未明のサッカー・アジア杯決勝戦。延長で決勝ゴールを決めたのは、帰化してまで代表ユニホームに
こだわり、人一倍の努力を重ねてきた李忠成選手(25)だったようだ。
延長後半の109分、長友佑都選手(24)が左からクロスを送った時、突如としてゴール前に李忠成選手が
現れた。満員の観衆の視線を浴びた背番号「19」は身体を右に傾け、左足で正確に球をとらえた。
「あんなきれいなゴールは一生取れないと思う。」
日本のサッカーファンの心に長く記憶されるだろう鮮やかな代表初ゴールが値千金の決勝点となったようだ。