現在、カナディアンワールドは芦別市の管理から、カナディアンワールド振興会の手によって運営されています。名前も「カナディアンワールド」に戻りました。
冬期間は営業していませんが、夏の間は運営されています。
しかも、ただ運営を引き継ぐだけでなく、建物の修繕やサービスの拡充もはかられています。
ここで特筆しておきたいのが、市が管理していた頃は見学できなかったアンの教会やオルゴール館などの施設が見学可能となったこと。
さらに飲食できるお店もオープンしました。
最大の目玉と言って良いのが、アンの教会が公開されたことでしょう。
アンの教会は、管理者独自のtwitter アカウントが存在し、今回の再オープンの象徴とも言えます。
今までは、屋外から眺めるしかなかったステンドグラスが、内部から見学できるのがとても嬉しかったです。
当日は天候にも恵まれたので、建物に日射しの入る素敵なステンドグラスを見ることができました。
オルゴール館もオープン。
天気が良かったためか、入口付近には巨大な移動式オルゴールが展示されていました。
オルゴール館の中を見て回っていると、所蔵のオルゴールの音色も聴かせてもらえました。
ファーマーズマーケットも内部が公開される施設が増えました。
写真は、かつてマーケットにあったメリーゴーランドのものと思われます。
アンティークショップで売られていた、カナディアンワールドマークが刻印されたカップ。
おそらく、テーマパーク時代のお土産品の在庫だと思われます。
1920年代のベルギー製という、世界最大級のダンスオルガン(室内に貼られていた新聞記事より)。
こういう“本物” が置かれているところが、バブル時代のテーマパークの象徴にも思えます。
ある意味、貴重な遺物かもしれません。
おそらく、テーマパーク稼働時に使われていたメニュー表と思われます。
こういう“痕跡” を見つけるだけで、気分が高ぶります。
残念ながら、こちらは再開されていません。
本革家具と軽食の店ミックマック。
再開したカナディアンワールドでは飲食もできるようになりました。
アンの部屋も変わらず公開中ですが。
この壊れた石版は、作中でアンがギルバートをぶん殴ったものという設定になっています。
カナディアンワールド設立時からの、こういうディティールへのこだわりが、もっとファンに認知されてほしいと思いました。
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