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『女ひとり大地を行く』の聖地巡礼(太平洋炭鉱・雄別炭鉱編)

2025-01-19 20:55:01 | 聖地巡礼

作中の場所について

夕張市を後にした撮影隊は、釧路市の太平洋炭鉱、旧阿寒町の雄別炭鉱で撮影を続行。夕張市では撮影できなかった坑内や炭鉱設備のシーンを撮影をしました。

坑内や機械を使っているシーンは、このときに撮影されたと思うのですが、具体的な撮影場所を示す資料は見つけられませんでした。

手掛かりとしては、太平洋炭鉱では【益浦斜坑の坑内撮影、選炭場、別保にセットを組んでロケ】をしたとあるので、炭鉱施設は太平洋炭鉱のものと思われます。

雄別炭鉱では【四区の奥の沢でタコ部屋のロケセットを組んだ】とあるので、序盤のタコ部屋は雄別炭鉱のロケと推測されます。

具体的な撮影場所がわかる資料を見つけたら、改めてご紹介したいと思います。

現在の雄別炭鉱の様子。

撮影時の様子

夕張炭鉱を後にした撮影隊は、釧路市の太平洋炭鉱へ移して撮影を続行しました。

太平洋炭鉱の労働組合誌によると、益浦斜坑、選炭場、別保にセットを組んで撮影したとあります。

夕張市には海がないのに、本作のパンフレットに「海底数千尺の決死的撮影」とあるのは、おそらく太平洋炭鉱の坑道内での撮影を指していると思います(太平洋炭鉱は海へ向かって掘り進める斜坑)。

続けて、旧阿寒町の雄別炭鉱に移って撮影。四区の奥の沢でタコ部屋のロケセットを組んでの撮影だったそうです。

11月中旬に撮影隊は東京へ戻り、撮り残したシーンはセットで撮影して、ようやくクランクアップとなりました。

労働組合誌について

太平洋炭鉱の『労働組合史 : 創立十周年記念』は、国会図書館デジタルコレクションでも閲覧できます。

雄別炭鉱の『労働組合史:創立十周年史』は、国会図書館デジタルコレクションには無いようです。私は、道立図書館で閲覧しました。



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