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同人サークルA-COLORが北海道をうろうろしながら書いているブログです

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 2.0

2008-07-12 15:51:00 | 映画-2008年

「トグサが初々しい」

P1000031 『攻殻機動隊』のファンなので初日から見に行きましたよ。
といってもオレは『攻殻機動隊』SACシリーズ(テレビ)のファンなんだけどw

んで、見た感想なんだけど……

なんつうか、劇場の大画面で『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を見た、という感想以上でも以下でもないってカンジでした。
同じように最近リメイクした『Zガンダム』のように結末が変わるわけでもないし、『新世紀エヴァンゲリオン』のようにいろいろと商魂逞しいわけでもなく。
ただただ、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』でありました。

ちなみに一部のネットニュースなんかでは『3DCGで全編リニューアル』とあったりしたけど、これは誤解を招く記述です。
正確には、リニューアル(一部3DCGのところあり)って程度でした。
それも『APPLE SEED』みたいなもんじゃなくて、せいぜいプレステ2のゲームのムービー程度のクオリティかな。

で、このCGに関しては、けっこうガッカリでした。
ってかね、この映画は「語り」が多すぎるんだよ。
元々、形而上の観念的な話が多い攻殻なんだけど、せっかくCGが使えるようになったんだから、それをCG化してアニメーションさせてほしかったんだけどな~。
たとえば、SACシリーズではタチコマのハッキングというロジックの世界の出来事をビジュアル化してたけど、ああいうことをCGを使って表現してほしかったよ。
アニメってのは動いてなんぼのシロモノだと思うんだけどね、オレは。
(決してCGが何もしてないというわけではないけど。ただ、元の作品では語りで処理されていた部分も映像で表現して欲しかった、っていうこと)

ただ、SACシリーズを見慣れたせいか、トグサや9課の面々と少佐との立ち位置が変わっているため、その妙な加減が面白かったりするんだけど。
(トグサが新人扱いされてるところとか)

なお、ストーリー的なものは前作とまったく一緒(違いがあったとしてもオレは気付かなかった)なので、そういう面では評価に関しては特に前回と変わりありません。
ただ、CGによるリニューアルっていうのに期待が過剰だったので、その分で減点したというか、ぶっちゃけ新作じゃないからどうにこうにも評価がしにくいってのもあるんだけどw

あ、ちなみに写真は『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の当時のパンフと、今回の復刻版のパンフです。
復刻版の方が判型が小さくなっております。

『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 2.0』(映画館)
監督:押井守
出演:田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、他
点数:5点(物足りなさの分を減点して)


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