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さて、久々の投稿です。
今回は熊谷市の近代建築です。
市街地には何度か行ったことがあったのですが、
妻沼地区の旧病院の建築をこの9月にはじめて見に行きました。
※クリックすると大きい画像でご覧いただけます。
日本聖公会熊谷聖パウロ教会
(ウィリアム・ウイルソン/T8/煉瓦/登録文化財)
(撮影データ;EBONY SW45・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・4x5判・1/8秒・f22・ライズアオリ・2010/2/28撮影)
以前紹介した日本聖公会川越基督教会と同じウィルソンの設計です。
こっちの方が数年古いんですね。外観も内部もそっくりです。
同上
(カメラ;RICOH GR1・2000/6/10撮影)
同上・内部
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
旧岩月税務会計事務所
(滝沢某/不詳/木2/文化財指定なし)
(撮影データ;EBONY SW45・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・4x5判・1/15秒・f22 1/2・ライズアオリ・2010/2/28撮影)
偶然見つけた物件で、旧医院だと思て撮影しましたが、
『新版・日本近代建築総覧』の住所と照合したところ、この名称で間違いなさそうです。
細部の装飾が良いので、以下数枚掲載します。
同上
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
同上
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
同上
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
表題写真も旧岩月税務会計事務所です。
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
荻野耳鼻咽喉科
(不詳/不詳/木2/現存せず)
(カメラ;Nikon F・1997/4/13撮影)
昭和一ケタくらいの建築だと思います。
熊谷は空襲が酷かったらしいので、戦災復旧建築の可能性も否定できないか。
同上・建替え後
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
なんとなくデザインを保存しているだけかと思いましたが、
屋根瓦を部分保存してありました。
同上・保存部分
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
ほねつぎ黒澤療院
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
洋館というには少しパンチが弱いですが、看板が良いです。
同上・看板
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/2/28撮影)
その他に、車の窓から看板建築が数棟見えましたが撮影しませんでした。
『都市風景への旅』というサイトにその写真があります。
さてこの度、未見だった物件を見るために出向いた妻沼地区は、2005年に熊谷市に編入されたばかりの旧妻沼町。妻沼聖天の門前町です。
歓喜院・聖天堂
(林兵庫正清/享保ころ/木/重要文化財)
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/9/10撮影)
日光東照宮のような豪華絢爛な彫刻が施された建築です。昨年、平成の大修理が完了したばかりで新築同様の姿が拝めます。
聖天(しょうてん)さんには『夢をかなえるゾウ』で注目されたインドの神・ガネーシャが仏教に取り込まれ、歓喜天(かんぎてん)として祭られています。この歓喜天は像頭の男女がしっかりと抱き合っている仏像でほとんどが完全秘仏となっています。獅子閣のある生駒の宝山寺も聖天さんですね。
坂田医院旧診療所
(不詳/S6/RC/登録文化財)
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/9/10撮影)
昭和初期はやりのスクラッチタイル、なんとなくアールデコ調。
同上
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/9/10撮影)
同上・玄関ポーチ
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/9/10撮影)
同上・裏手
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/9/10撮影)
裏は手を抜いてコンクリートむき出しです。
旧錦浴場
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/9/10撮影)
聖天さんの門前にありますが、廃業しています。
看板が左書きなので戦後の建築でしょう。