2018年2月28日、ついにその日が来てしまった。
全国的に見ても閉店相次ぐ地方老舗百貨店が、また一つなくなった。
『ヤマトヤシキ』は姫路中心市街地の象徴的存在だったが、時代の流れには逆らえず閉店。
店内改装などのテコ入れをしていたのに、いきなりの閉店発表だった。
戦後竣工ながら貴重な村野藤吾設計の百貨店建築が無くなるのは惜しい。
2月某日、最後の姿を見ておくためにカメラを持って姫路に出かけた。
使用カメラ・レンズ
1.SONY α7・Voigtländer SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 ASPHERICAL III E-mount 2017.12撮影(印なし)
2.SONY α7・FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS(★印)
旧やまとやしき(現ヤマトヤシキ姫路店)
(村野藤吾/S26・以後増築あり/SRC8/文化財指定なし)
姫路城をバックに
大きな塔屋が特徴的だ
大手前通り側、南西から見た全景
塔屋の窓枠には粋なデザインがある。
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壁面はパネルで覆ってあり、建築当初のものではない
御幸通り側、南東から見上げると建築当初の壁面が見える
右の低い所が第一期工事部分
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神戸新聞に掲載された第一期竣工当時の写真と見比べると、窓枠や壁面目地のデザインに当時の物が遺っている。
そして上の高い所がおそらく第二期工事部分。壁面目地デザインが第一期工事部分に合わせてある
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御幸通りを東に抜けて見る
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竣工時の壁面が遺る部分。増築を重ねたせいか、複雑な構造になっている
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御幸通り南側入り口
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御幸通り北側入り口
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大手前通り側北の壁面
大手前通り北側入り口
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大手前通り南側入り口の回転扉
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大手前通り側南端の看板
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大手前通り側南の壁面
御幸通り南側入り口の看板
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案外、あっさりした文面
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子供のころは入店すると天井が眩しく感じた
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エレベーター
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旧ロゴが入ったエスカレーターの調度品
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店内の様子
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8階食堂街エスカレーター壁面装飾
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8階食堂街柱装飾タイル
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8階食堂街柱装飾パネル
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8階食堂街窓枠、ヤマトヤシキの頭文字Yを模っているようだ
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かつては大食堂だったはずなので、これらの装飾は近年の改装によると思われる。だとすると、村野さんのデザインではないのか・・
屋上出入口、塔屋の窓枠デザインと同じだ
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かつては屋上で観賞魚を販売していた。
大手前通りの整備が進むが、その完了を待たずに町の顔ともいえるヤマトヤシキは閉店する
名残惜しいが、これでお別れだ
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