さくらんのDias de Pasion

いつもテーマはmake me & my loved ones happy!素敵なマダム&ママンを目指し精進します

アンカー展

2008-01-13 23:50:50 | 美術
1月12日に行ってきました。
土曜夜のBunkamura、
大好きな空間です。

スイスの画家アンカーさん
子供好きな彼の絵には
かわいらしい子供がいっぱいです。
真剣に編み物をしている少女、
小さい子の面倒を見ている少女、
おじいさんやおばあさんの話を聞いている子供たち…
どの子供たちも今にも動き出しそうで
とても愛らしかったです。
家族が持つ温かい雰囲気を感じることができ
心が温かくなりました。

数は少なかったですが
旅行先のイタリアで描いたという風景画も
繊細かつ温かさがあって
素敵でした。

青山ユニマット美術館~常設展と印象派展

2007-11-26 02:30:18 | 美術
とても素敵な場所を見つけました。
以前いただいていたチケットがあったので、
本日は、外苑前にある
青山ユニマット美術館~シャガールとエコール・ド・パリ コレクションへ。

これがなんとも素敵な、心地よい場所でした。

もともと、外苑前は縁のある場所なので、大好きなのですが、
こんな良い美術館と
いくつかのカフェがあって・・・またたびたび訪れたくなってしまいました。

4階にはシャガールの作品(常設展)が、
3階にはエコ^ル・ド・パリコレクション(常設展)が、
2階には企画展である”印象派”の作品が
展示されていました。

まず、シャガール。
初期の作品から晩年の作品まで17点が展示されていました。
まず「窓から見たパリ」の紫色に目を奪われます。
特に心に残ったのは、
「ブルーコンサート」
「屋上の花」
「菊の花」
「誕生日の大きな花束」
「ダブル・ポートレート」
です。
シャガールとご夫人であるべラさんの深い愛のことを知って、
作品を見、少しだけですが、シャガールに近づけた気がしました。

エコール・ド・パリですが、
藤田嗣治の作品をこれだけ見たのは初めてです。
静謐な雰囲気を漂わせた作品ですね。
モデルの女性の肌の色に、吸い込まれそうでした。
そして何と言ってもすきなのは「バラ」、
絵葉書も買ってきました。
(「ブルーコンサート」も買いました!)
そのほかには、
モイーズ・キスリングの「ダリア」の赤い色が印象に残りました。
ブルーを基調とした「オーケストラ」(ラウル・デュフィ)や
静かで穏やかな雰囲気を漂わす「バニュウの教会」(モーリス・ユトリロ)も
心に残った作品です。

2階は印象派の作品です。
どの作品も素敵です。大好きな風景画がいっぱいです。
ここでは、作家のひと言も併せて紹介されているのですが、
そこからしのばれる人柄に、また魅了されました。
どの作品も素敵なのですが、
その中でも特に好みなのは
「ポントワーズのキャベツ畑」(カミーユ・ピサロ)、
「地中海の岸辺 曇り日」(クロード・モネ)、
「4人の踊り子」(エドガー・ドガ)、
「ブージヴァル近くのセーヌ川 冬の朝」(アルフレッド・シスレー)、
「ル・アーブル港 宵の潮汐」(ウジェーヌ・ブータン)です。


美術館でも、そのあと訪ねたカフェでも優雅な気分をたっぷり味わいました。
大人気分です♪

フィラデルフィア美術館展

2007-11-24 02:35:00 | 美術

是非行きたい!と思っていた”フィラデルフィア美術館展”に、
行ってまいりました!

上野のお山に行くのは、久しぶりですね~
6月以来ですね~
紅葉し始めたお山、って感じですね。


さてさて、休日ですので、
もしかしたら、入館する前に並ぶことになるのかな、と心配しておりましたが、
チケットを買うときに少し並んだだけで
入館する前に並ぶ必要がなく、ホッとしました。

館内はもちろん混雑していて、
人だかり、となっているところもありましたが、
今回は初めて、イヤフォンガイドを借りたこともあって、
人山があっても、あまり気になりませんでした。

イヤフォンガイドを借りた理由、
それは檀れいさんがナレーションを担当されていたから!
宝塚在籍時代からその美貌に惹かれていたのに、
『武士の一分』で完全にファンになってしまいました。
落ち着いていて、柔らかい声を、うっとりして聞き入っていましたが、
イヤフォンガイドって、なかなかいいものですね。

眼で絵をみながら、解説を聞ける、
使用前は毛嫌いしていましたが、使ってみるといいものです。
解説を読んで、絵を見ると、
解説だけが頭に入ってくることも少なくなかったのですよね。
混雑を促進してしまうのかもしれませんが、
時と場合に応じて、使ってみたいと思っています。

絵は、とても見ごたえがありました。
印象に残る絵が何枚もありました。
47作家の絵画が紹介されているそうですが、
かなり名作ぞろいなのでしょうね。
売られているポストカードの数が非常に多かったです。

私が買ったポストカードの種類も
普段は2~3枚なのに、
今回は大変多し。
クリアファイル―1、
大きめのカード―1、
ポストカード―9
全部で11種類、
気づけば、チケット代よりも金額が高くなってしまいました・・・。

印象に残った絵は何枚もあります。
テルニの山羊飼い(カミーユ・コロー)、
夏景色、エラニー(カミーユ・ピサロ)、
アンティーブの朝(クロード・モネ)等は
特に好きな作品です。

ルノワールの紹介では、
風景ならその中を旅したくなるような絵を、
女性なら抱きしめたくなるような絵を描きたい
と言っていた?という解説も
心にしっかり刻まれました。

現代に近くなると、ポスターみたいな絵も登場します。
月に吠える犬(ジョアン・ミロ)の作品も気に入ったのですが、
ちらしの裏面に絵が載っているのを見て、
また嬉しくなってしまいました。
もちろん、ポストカードを買いましたよ~

それから
ピンクの地の上の2本のカラ・リリー(ジョージア・オキーフ)にも
惹かれました。
クリアファイルは、この絵が描かれているのを選びました。

ベンデルの春のセール(フローリン・ステットハイマー)も
楽しい絵ですよね。

あとは、大好きな彫刻があったのも嬉しかったですね。
14歳の小さな踊り子(エドガー・ドガ)は
今にも動き出しそう。
きりりと前方を見ている表情が凛々しかったです。

看板の絵画も、
こんなに種類があります(これでも全部ではないのです)。
   

青いドレスも飾られていました!


満足度がかなり高い、美術展でしたー!


ヴェネツィア絵画のきらめき~栄光のルネサンスから華麗なる18世紀へ

2007-10-09 01:10:19 | 美術
10月7日(日)に
Bunkamuraへ
”ヴェネツィア絵画のきらめき~栄光のルネサンスから華麗なる18世紀へ”
を見に行ってきました。

Bunkamuraの美術館は
好きなのです~。
ついつい、足を運んでしまいます。

”ヴェネツィア絵画”は大型の絵が多く、
見やすかったです。
入り口の
”パラッツォ・ドゥカーレに入るフランス大使ジェルジ伯”に圧倒されました。

”寓意のモニュメント”がセピアの写真みたいで
印象に残りました。

”弦楽器をもつ少年”と”タンバリンをもつ少女”が
ちょっと暗めのパステルカラーでしたが、
可愛らしかったです。

”アルカディア的風景”の空の色も、とても好きです。

でも、なんといっても良かったのは
ヴェドゥータ(都市景観図=眼前の光景を、脚色や理想化せず
正確に描き出した風景画)です。
”サン・ジョルジョ・マッジョーレ島と税関”
は一番好きな絵です。
湖に映っているところは、・・・まるで実物を見ているみたいです。
そのほかに
”サン・マルコ広場とブチントーロ”や
”サンタ・マリア・デラ・サルーテ聖堂での婚礼”も
目を奪われる作品でした。

アムステルダム国立美術館所蔵 フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展

2007-10-09 00:53:39 | 美術
10月6日(土)に国立新美術館で、
「アムステルダム国立美術館所蔵 
 フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展」
を見て来ました。

国立新美術館は2度目ですが、
天井が高く、
空間もたっぷり、
全体的に広々しているところが
気に入っています。

今回は
市民たちの日常生活を描いた風俗画が中心となった展示です。
小さなサイズの絵が多かったです。

裁縫をする女性や、
洗物をする女性等を描いた作品が多かったです。
また、酔っ払った男性や、市民の恋愛を描いた作品もありました。
こういう絵画から、
当時の服装や生活ぶりを知ることができますから
貴重ですよね。

目玉の”フェルメール《牛乳を注ぐ女》”も
しっかり見て来ました。
ちょっと並んで最前列で見てから、
少し離れた後方から見て・・・。
牛乳の注ぐ音が聞こえてきそうでした。

文章だけでなく、
映像でも作品を分析して解説していましたが、
文章をさっと見ただけで、映像は失礼・・・
その分、絵画を見るのに時間を費やしてきました。
が、今って、いろいろな分析ができるのですね。
その点は、本当にすごいですね。

《牛乳を注ぐ女》の黄色と青、(とミルクの白)と
《アムステルダムの孤児院の少女》の赤と白が
強く頭に残っています。

プラハ国立美術展~ルーベンスとブリューゲルの時代

2007-07-15 23:56:26 | 美術
昨日は休日出勤でした。

18時まで働いた後、
急いで渋谷Bunkamuraへ。
「プラハ国立美術展」を見るためです。

土曜日の夜は、
21時まで開いているのですが、
お客さんが少なめで、ゆっくり見られる時間で、すきなのですよねー。
この日もゆっくり見られましたよー。

以前見た、ベルギー王立美術展で出品されていた
ピーテル・ブリューゲル(父)、
ピーテル・ブリューゲル(子)、
ペーテル・パウル・ルーベンス、
ヤーコプ・ヨルダーンス
等の絵を見かけて、今まで見たものがつながってきているような気がして、
嬉しかったです!

バベルの塔(フランドル派)や

アントワープの大聖堂内部(ベートル・ネーフス(子)/ヤン・ヴァン・デン・ヘッケ)、

夏景色(ヤン・ブリューゲル(父)(追随者))

を気に入って、絵葉書を買ってきました。

それから、最後に飾ってあったプラハ国立美術館の写真が
気になっています。
あー行ってみたい!

もうちょっといろいろな絵に触れてから、
少し絵画に関する知識を、学んでみたいと思っています。

ロシア皇帝の至宝展

2007-06-14 01:53:55 | 美術
会期終了間近の「ロシア皇帝の至宝展」に
行ってきました!

平日・昼間なのに
多くの人!!!
年配の方が多かったです。
年配の方なので、平均身長もやや低め。
待ち時間、
いつもは人の背中を見ていることが多いのですが、
本日は頭をいっぱい見てきました(ちょっと新鮮)。

さてさて、
館内は、金銀財宝でうめ尽くされていました、
と言いたくなるほど、
煌びやかな展示品ばかりです。

全ての作品に
宝石類が嵌め込まれているのではないかと思うほど、
宝石が多かった・・・
ダイヤモンド、トルコ石、サファイア、真珠・・・等等。

歴代の皇帝の紹介とともに
ロシアの歴史も簡単に説明されていて、
今までほとんど馴染みのないロシアについて
少し、知識を入れることができました。

お宝ばかりの展示で、
時間をかけて、じっくり見たのですが、
それでも見落としていたり、見逃していたりする点が多いはず・・・
と思いまして、
今回は迷わずカタログを買ってきました。
これからまた見るのが楽しみです。

今回の目玉のクレムリンエッグ、すばらしかったですよ。
それ以外にも、華やかで美しい展示品ばかり。
夢心地になってしまいました。

モネ 大回顧展

2007-06-11 01:35:51 | 美術
行ってきました、国立新美術館!

前に、一度この地は訪ねたことがあるのですが、
だいぶ雰囲気が変わりましたね。
大学の隣に、どっしりと建っている美術館。
コンベンションセンターみたいです。

モネ展は1E室。
入り口で思っているよりも
ずっと長い深い空間に、作品が飾られていた、
という印象でした。

通路が広く、
大型の絵が多いので、
人がいっぱいいるのでしょうが、
あまり息苦しさを感じることなく、
鑑賞できました。
今日くらいの人出であれば
(私が入場したのは、16時15分頃ですが、
 入り口における待ち時間は0分でした。)
自分のペースで観ることは、(なんとかですが)出来そうですね。

モネの絵も、
初期と晩年ではだいぶ色彩も異なるようですが、
色の美しさ(特に海と川の青、木々の緑、日の光の赤)に
魅せられてきました。

最終コーナーで睡蓮が並べられているのにも
圧倒されました。

最後に、モネと親交があった日本人が紹介されているのも
嬉しいですね。

売店で、ル・クルーゼやレイジー・スーザンとのコラボ商品があって、
とてもほしかったのですが、
今回は我慢、我慢。
先週、バッグを買っていますからね~。
絵葉書だけ、買ってきました。

買い物を終え、出口を抜けると、
またすぐ隣に入り口がありました。
広い美術館なのですねー。
この美術館、18時閉館なのも嬉しいですよね。
また行ってしまいそうです。

PARMA―イタリア美術、もう一つの都

2007-06-02 02:31:40 | 美術
今日は、絵画に圧倒されたい・・・
そういう思いが強かったので、
贅沢にも、美術館を梯子してしまいました。

入ったのは、「PARMA」展です。
期待どおり、大型な絵が数多く飾られていて、
しかも、観ている人も少なくて、
大満足でした。

16世紀から17世紀にかけての美術展ということもあって、
キリスト教に関連する絵画が多いのですが、
よく描かれている人物について
人物紹介と、絵画での描かれ方が解説されていたのが
嬉しかったです。

あとは、ファルネーゼ家の庇護を受けていたということで、
彼らの肖像画も数多くありました。

珍しいところでは、
床タイルや、聖務日記が展示されていたことでしょうか。
甲冑にも目を奪われました。

またちらしを貰って来ましたので、
次に行く展示会を、ゆっくり選ぶことにします。

レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像

2007-06-02 02:20:07 | 美術
6月1日(金)、仕事が休みだったので、
当初は映画を見に行くつもりでした。
映画館で映画を楽しむパワーがなかったので、
予定変更、美術館に行くことにしました。

映画も、映画館で予告編を見ると、
ついついまた足を運びたくなりますが、
美術も同じ、ちらしを貰ってくると、
ついついまた足を運びたくなります。

興味深い展示がいくつもあるので、
何にしようと迷ったのですが、
会期終了間近の「レオナルド・ダ・ヴィンチ」展にしました。

平日、夕方、
入り口での待ち時間は0分!
いいですね~♪

ところが、ところが、
中には意外に多くの人・・・。

まずは『受胎告知』を見るための列があり・・・。
気品のある絵ですよね。
この絵だけ、第一会場(本館特別5室)に飾られています。

第二会場は平成館特別展示室。
ダ・ヴィンチの手稿を元に、
映像や模型を使って、いろいろなものが再現されていました。

特に印象に残ったのは、
伝レオナルド・ダ・ヴィンチ
「少年キリスト像」
これまた気品溢れる彫刻です。
見入ってしまいました。

ダ・ヴィンチの作品は、
緻密な計算の中で作られていて、
『受胎告知』も
右斜めの位置から見ることを計算して
描かれた絵画だそうです。
映像で解説してもらうと、
分かりやすいですね。

でも、映像が多くて、目が少し疲れてしまいました。
数学とか、天文学とか、物理学とか
(美術とは)異分野にも精通していたことは
十分感じてきましたが、
大雑把な理解になってしまいました・・・。
もうちょっと頭が動きそうな日に来たほうがよかったかも・・・

モディリアーニと妻ジャンヌの物語展

2007-05-20 01:03:45 | 美術

まずは、あんどぅさん、情報をありがとうございましたm(__)m

早速本日、渋谷・Bunkamuraに行ってきました~。
久々の、
実に4ヶ月ぶりの美術館です。
さすが土曜日の夜、すいていますよ~。
作品に集中するには
やはりこのくらいのすき具合であってほしい…!

入口にいたときに近くにフランス人のご夫妻がいて
フランス語を小声で、少しだけ交わされていたのが
なんともいい風情~♪
気分が高まりますよ~

数々の誘惑?よりも
美術館を選んだ人達が集っているからか
ゆったりペースで静かに作品を鑑賞している人ばかりで
なんともいい雰囲気でした~。

一時間強かけて
(20時ちょっと前に入ったので
それ以上はいられないのですけれど)
じっくり見てきましたから
今とても心が満たされた感じですよ~

さて ”モディリアーニと妻ジャンヌの物語展”
よかったですよ!
教科書でその絵をよく見かけたモディリアーニ、
とてもハンサムな方だったのですね。
奥様のジャンヌもとても美しい方。
二人とも絵の才能に溢れ
素晴らしい作品を残したのに
モディリアーニには36歳の若さで病死し
ジャンヌは8ヶ月の身重の身だったのに
モディリアーニの死から二日後に
後追い自殺。
その出会いから、この世を去るまでが
二人の作品や写真、葉書等で紹介されています。

モディリアーニに出会うまでのジャンヌの作品ですが
爽やかで好感が持てるものです。
童話の挿絵にしたくなるような作品もいくつもありました。
 
モディリアーニが描くジャンヌの絵は、
やはりとても印象に残りました。
頬をばら色に染め、
優しい眼差しで微笑んでいるジャンヌ。
いつまでも見つめていたくなる絵です。

それからジャンヌの絵は
色彩が美しく
女性らしくてすっかり好きになってしまいました。
風景画や静物画像の色は
優しくて穏やか。
「『ルーブル』紙を読む女」 や
「風景の中の帽子の女」 は
シックでスタイリッシュ。

共作や、相手を描いた作品があるのですが、
お互いにいい影響を及ぼし合える関係だったのでしょうね。
”if”を言い始めたらキリがありませんが、
才能溢れる二人が
ともに短い生涯だったことが残念ですが、
お互いを愛おしむ心をいっぱい感じて
心安らぐひとときを過ごしました。

 


スーパーエッシャー展

2007-01-07 01:38:14 | 美術

ずっと行きたいと思っていた「スーパーエッシャー展
ついに行ってきました~

以前、かなり人気のある展示を、
土曜日の夜に見たときには、
思った以上にすいていたので、
今回も、「雨だし、夜なら、空いている?」と
空き空きであることを期待して行ったのですが、
下りエスカレーターの前に
「チケットをお持ちのお客様はすぐ入れます。
 チケット購入のための待ち時間は35分」
という文字が見えて、少し躊躇。
といってもまもなく会期が終わりますから、
並んで入ることにしました。

確かに、Bumkamuraの美術館で、
チケット購入のための、あれだけ長い行列を見たのは初めてだったので、
びっくりしました。
実際のところ、待ったのは15分弱でした。
17時40分過ぎに入ったのですが、
当然美術館内にも、大勢人がいました。
4部に分かれていたのですが、
1部と2部は駆け足で見て、
3部と4部はじっくり見てきました。

Bumkamuraの特集ページに、
”今回の展覧会では、
  だまし絵の巨匠といった既存のイメージから一歩踏み込み、
  版画家としてのエッシャーの素晴らしさも紹介します。”
とありますけれど、その狙いどおりの展示でした。
私も知っていたのは「描く手」であり、「昼と夜」であり、「滝」であり、
すべてだまし絵だったのですが、
好きなイタリアの風景画を始め、多くの、だまし絵でない作品も
生み出されていたのですね。

それから、びっくりしたのは、
だまし絵を描く前に、数多くの正則分割の図を描いていたこと。
それから、それには数学の知識が使われていたこと。
最後に、それを生み出すきっかけが、
スペインのアルハンブラにあること(だって私の憧れの地でもあるのですもの!)。
あと、エッシャー父が、明治政府のお雇い外国人で、
福井の三国町にいたのも、かなりの驚きでした。


エッシャーは、
だまし絵のような不思議な世界を作り出せる天才だと思っていたのですが、
天才も、影で地道な作業をしていることを知りました。
エッシャーの”想像力と構成力”を称えている文章を見ましたが、
本当にそのとおりですね。
あとは、真面目なものを見ていると笑いを加えたくなる・・・というような文章に
大共感!(共感したわりに、覚えていないのが、哀しいところです)
やっぱり人生に笑いは必要ですものっ!

気づいたら19時過ぎ。
慌ててみたつもりでも、1時間半もいたのね。びっくりでした!


大エルミタージュ展

2006-12-11 01:57:01 | 美術
「大エルミタージュ展」の会期は12月24日までです。
本当は、ゆっくり見ることのできる平日に行きたかったけど、
先には何が起こるかわからない!
既に持っている前売りを無駄にするわけにはいきませんので、
慌てて行ってきました!!!

良かったです~。
15時45分に入館したので、
少しはすいているかと思ったのですが、
会場は、混雑していました。

今回は、5世紀ヴェネツィア派から20世紀の近代絵画まで
総勢75人の画家たちによる油彩画80点が紹介されているそうですが、
画家の方々の説明と、作品の説明が簡潔に記されていて、
最初はじっくり読んでいましたが、
それでは見終わらなくなってしまいますから、
あとは、作品名と作品を見るだけで、先に進みました。

あとからちらしをじっくり読んで知ったのですが、
今回の展覧会のテーマは
「人間と自然の調和のとれた統一」だそうで、
私好みの作品ばかり!!!
思わず、(久々に)カタログを買ってしまいました!!!

大好きなクロードロランの作品は、1度見て、
それからまた戻って、じっくり見てきました。
ジュール・デュプレの絵が特に印象に残っていたので、
《森の風景》の絵葉書を買ってきました。

それから、今回は、人物が描かれている絵にも惹かれました。
クリスティーナ・ロバートソン《オウムと子供たち》
ルートヴィヒ・クナウス《野原の少女》
シャルル・シャプラン《鳥の巣を持つ女》
ギュスターヴ・ド・ヨンゲ《散歩の後》
の絵葉書も買いました。

毎回、3~4枚選んで絵葉書を買ってきて、
棚の上に飾って、ミニミニミニミニ美術館気分を楽しんでいるのです

銀杏が綺麗でした。
 

青空の下で見ると、色は一層鮮やか。


ライトアップされても綺麗!


西洋美術館では、クリスマス用にライトアップされていました。


いろいろな絵&銀杏から刺激を受けたら、
お腹がペコペコになってしまったので、
おやつにクレープを食べてしまいました。
ボリュームたっぷりでした~

ダリ回顧展

2006-11-25 12:09:08 | 美術
諸事情により、
日本国内において、初めて美術館を梯子してしまいました。

45分待った末に入った館内は、
人で一杯!
特に最初の展示室の絵が小さい&私自身が小さい
ため、久々に人間の頭の鑑賞をする時間がやや長し
後半は映像があるため、人の流れも分散されましたし、
絵も大型なので、じっくり見ることができました。

ダリの絵は単品では見たことがありましたけど、
これほどの数を一度に見たのは初めてです。
観察力があって、アイデアも豊富な人だったのですね。

大好きなクロード・ロラン讃の絵があったのが嬉しかったですね。

あー、スペインの美術館にも行きたい!

仏像~一木にこめられた祈り

2006-11-25 11:49:08 | 美術

11月23日(木)勤労感謝の日、
初めて東京国立博物館平成館に行ってきました。

ここの展示はなかなか興味深いものだったのに、
いつもあっという間に展示期間が終わってしまっていて、
見られずじまい、
この「仏像」展は見逃してなるものか、
と、祝日の朝一番で見に行ってきました。

仏像については
美術の時間&社会科の時間に習ったきりで
特段詳しくはないのですが、
実は、見るのがとても好きです。

服装に関しては、ラメ&光物は好きですが、
仏像は、しっとりとたたずんでいらっしゃる優美な日本の仏像様が
大好きです。
見ていると、心が落ち着くし、浄化されるような気分になれるのですよね。
特に飛鳥・奈良あたりの細身の仏像様が大好きです。

ということで、今回も楽しみでした。
とても見ごたえがありました。
正面から、横面から、背面から
じろじろ見学させていただく機会は貴重ですよね。
展示ケース越しでも、至近距離で凝視させていただけるなんて
感激です。
大型のものは、
国宝・文化財クラスも、ケースなしで展示してありますから、
同じ空間にいるわけで・・・これまた感激です。

目玉になっている十一面観音菩薩像様には
魅入られてしまいました。
後の予定がなければ、ずっと見ていたかったです。
(思わずポスター?も買ってきました!)
スポットライトがあてられていましたけれど、
それがなくても、輝いて見えたほどです。

あとはかの有名な円空が彫った仏像や、
それから木喰が彫った仏像も
初めて見られまして......感慨深いものがありました。

紅葉は色づきがまだ薄く・・・


それでも秋色いっぱいの上野でした。