さくらんのDias de Pasion

いつもテーマはmake me & my loved ones happy!素敵なマダム&ママンを目指し精進します

もしかして愛だった

2006-01-23 01:25:13 | 読書


阿川佐和子さんの本を読んだのは2作目。
久々にエッセイを読みたくなって、土曜日に購入しました

印象に残ったのは、「箪笥の宝」と「蓮茶の国」。
面白さは・・・私の稚拙な表現では伝えきれないので、
それぞれ最後の段落を紹介します

「箪笥の宝」・・・
大事なグラスは今、食器棚のなかにある。
うれしくてもったいなくて、なかなか棚から出すことができない。
ときどき扉を開けて眺めては、うっとりと見惚れている。
でも今度は大丈夫だ。カビが生える心配も有効期限の懸念もない。

「蓮茶の国」・・・
最低限の知識を持ちながら、しかし先入観はなるべく持たず、
期待しすぎず、ささやかな自分とのつながりを何か一つだけ携えて訪れたい。
と、そこらへんのバランスが難しいからいつも迷うのである。
入念に調べていくほうが楽しいか。
はたまた何も知らずに旅するほうが面白いか。
蓮のお茶を飲みながら、まだ見ぬベトナムへの想いを募らせる。



分かります!そうですよね!!

料理雑誌にも連載されていたということで、
食に関する記述も多いです
ご家族が登場するところ、
そして、家庭の味が紹介されるところなどが、
少し向田邦子さんと重なるような気がしました
(阿川家のほうが穏やかですが・・・)

次は、父子往復書簡からなる「蛙の子は蛙の子」も読んでみたいです


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