タイトルに惹かれて、買ってみました。
いつの間にか、はまってしまいます。
主人公の弥生は同世代、
経歴は違いますが、いつの間にか共感していました。
ネタばれになってしまうかもしれませんが、
以下の部分が強く印象に残りました。
「これからの人生、全部予想できたの。
嫌なことや悲しいことが、
これからきっとたくさんあるんだろうけど、
でもわたしは目をつぶって、
このままずっと電車に揺られていくんだろうって、そう思ってた。
電車から飛び降りることなんて考えたこともなかったけど、
でも、もしかしたら自分にはほかの人生があるんじゃないか、
いまから別の電車に飛び乗っても、
やりなおしがきくんじゃないかって……。
そんな勇気もないのにね」
「強くなりたかったんです。(中略)でも強くなるだけじゃだめだって、
きょう寺倉さんの話をうかがって気づきました。(中略)
うまく言えませんが、楽に生きることと、楽しく生きることって、
まったく別のことだと思ってたんです、いままで。(中略)
いままでずっと、楽に生きるなんて自分には無縁だって思ってたんです。
もっと言えば、罪悪感みたいなものさえ、感じていたんです。
でも、楽しく生きるためには肩の力を抜かなくっちゃ、
楽にならなくちゃって、そんな当たり前のことにやっと気づいて」
最後の「なに言ってるの、ここはあなたの家じゃない」は
最初は語尾が下がるのかと思ってしまいました。
ここは上がるのですかね、やっぱり。
大人になったら、もっと賢くなれるのかと思っていましたが、
そんなことはありませんね。
常に問題が山積みです
物語の舞台になっている高円寺のあたりに行けば、
弥生や、弥生の娘の美樹ちゃん、旦那さんの大樹さんに
会えるような錯覚を覚えました。
女心が繊細に綴られているこの小説が、男性の手によるものだとは
またまたびっくりです。
これまで、小説は好んで女性のものを読むことが多かったですけれど、
…男性のものもかなり面白そうですね!
いつの間にか、はまってしまいます。
主人公の弥生は同世代、
経歴は違いますが、いつの間にか共感していました。
ネタばれになってしまうかもしれませんが、
以下の部分が強く印象に残りました。
「これからの人生、全部予想できたの。
嫌なことや悲しいことが、
これからきっとたくさんあるんだろうけど、
でもわたしは目をつぶって、
このままずっと電車に揺られていくんだろうって、そう思ってた。
電車から飛び降りることなんて考えたこともなかったけど、
でも、もしかしたら自分にはほかの人生があるんじゃないか、
いまから別の電車に飛び乗っても、
やりなおしがきくんじゃないかって……。
そんな勇気もないのにね」
「強くなりたかったんです。(中略)でも強くなるだけじゃだめだって、
きょう寺倉さんの話をうかがって気づきました。(中略)
うまく言えませんが、楽に生きることと、楽しく生きることって、
まったく別のことだと思ってたんです、いままで。(中略)
いままでずっと、楽に生きるなんて自分には無縁だって思ってたんです。
もっと言えば、罪悪感みたいなものさえ、感じていたんです。
でも、楽しく生きるためには肩の力を抜かなくっちゃ、
楽にならなくちゃって、そんな当たり前のことにやっと気づいて」
最後の「なに言ってるの、ここはあなたの家じゃない」は
最初は語尾が下がるのかと思ってしまいました。
ここは上がるのですかね、やっぱり。
大人になったら、もっと賢くなれるのかと思っていましたが、
そんなことはありませんね。
常に問題が山積みです
物語の舞台になっている高円寺のあたりに行けば、
弥生や、弥生の娘の美樹ちゃん、旦那さんの大樹さんに
会えるような錯覚を覚えました。
女心が繊細に綴られているこの小説が、男性の手によるものだとは
またまたびっくりです。
これまで、小説は好んで女性のものを読むことが多かったですけれど、
…男性のものもかなり面白そうですね!