栗の木蔭にて思うこと

訪問専業「くりす鍼灸マッサージ院」

疲労と内熱

2014-01-12 12:52:15 | 鍼灸と思想
「かんさい熱視線」という番組で‘疲労について’をテーマにしていたので観てみました。

番組のメインは疲労を測定するということで、

方法としては、疲労を測定する器械に両手の人差し指を差し込み、

心拍・血流量のデータを解析し、自律神経の活動量を数値化し、、

その数値が2以下なら良好、5以上なら注意だそうです。


私としては、この疲労の測定の器械よりも、

番組内で疲労があると「脳内の自律神経中枢が炎症を起こす」ということの方が気になりました。

というのは、鍼灸や漢方の考え方には「内熱」というものがあるからです。

熱には感染症などの際に出る熱の他に、

体温はそれほど変化しなくても‘体の中にこもる熱’があるという考えで、これが「内熱」です。

脳内の自律神経中枢の炎症がまさに「内熱」ではないかと思いました。

イライラ、のぼせ、頭痛、めまい、口の渇き、疲れ目、耳鳴り、

のどのつかえ、肩こり、じんましんなどのいわゆる自律神経失調症の症状がある方や、

ストレス関連疾患といわれる、アトピー性皮膚炎・ 慢性関節リウマチ・メニエール病 ・慢性蕁麻疹などの方に

この内熱があると診断するケースが多いからです。

ストレス・疲労・内熱。

無関係ではないように思えます。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿