中学生の頃
遠い昔のことなのに
今でもおぼえている。
科学部というクラブに入っていた。
夏休み
みんなでキャンプに行った。
その時、吉田拓郎はいなかった。
正直言って、
アウトドアは苦手。
蚊が飛んでくるし、
虫が出そうで、
できればホテルに泊まりたい。
山の上にテントを張りました。
その夜は、雨は降っていないのですが、
風がとても強かった。
大丈夫かな、このテント。
大丈夫ではありませんでした。
夜中、
寝ていると、
テントが吹き飛んだのです。
どうなることかと思いました。
ところが、満天の星空で、
星がいっぱい輝いていました。
いっしょにテントで寝ていた人たちも、
しばらく星を見ながら、
寝転がっていました。
星空に感動しました。
思わぬ出来事の中で、
自然の美しさに感動したのです