RS隊では、何回も話している本ですが、
私が座右の書としている本は、ご承知のように私の高校時代に読んだ内村鑑三の「後世への最大遺物」であります。(岩波文庫で昔は150円だったけど。今は400円以上する。ブックオフにもないね。)
彼は「われわれの後に残す子孫への遺産って何だろうか?大きな施設を残したお金だろうか?芸術だろうか?すばらしいものを残したエジソン?仕事?」とかいう疑問を出しながらわれわれに質問を求めてゆく?
その中で感動したのは、ひとつには「フランス革命史」の著者であるトーマスカーライルの話であります。
彼はこの革命史を何十年もかかって書き上げたある日、その原稿を友人に渡したら、友人の身内が誤って?燃してしまった?何十年もかかって書いたのに?コピーのない時代?訴訟?原稿の文は?? しかしながら彼は、また再び何十年もかかってこのフランス革命史をかきあげたのであります。彼曰く「私はまだまだ愚かだ。この革命史は役に立たない。何度でも書き直そう!」と自分に言い聞かせて。
へこたれない精神って、やっぱ一番すばらしい! 小山