横浜27団ローバー隊

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心ってどこ?

2007-07-16 14:16:36 | 地区からの連絡

先日、朝日新聞の記事の中で‘心はどこにあるか?’というテーマでダンゴ虫の実験が取り上げられていた。

縦に長い通路の上に何個か突起物を並べていると、ダンゴ虫はその突起物に当たると右、右の次は左、左の次は右と順番によけながら歩いてゆく。突起物が嫌いだそうだ。次に通路の両サイドに水を張ると、ダンゴ虫にとって大嫌いな水を避けるために嫌いな突起物の上にすら登ろうとする異常行動をとるのだそうだ。

通常ではありえない行動を緊急事態と悟ったのか、パニック症候群に陥っているのか、とんでもない行動を伴うのだ。                                   一方、ダンゴ虫の体には脳がない。                               7つの胸部神経節があるのだが、体のバランスをとるだけの機能しかない。脳のないダンゴ虫が恐怖のあまり異常行動をとるのは何だろうか?脳がないのに心があるのだろうか?という疑問が残る、というよう記事だった。

どうなんだろうか?                                       どの生物だって解剖学的根拠や機能構造的根拠では解釈できないものを無限に持っているものだと思う。ましてやテーマを生死にかかわる異常行動に絞れば、もっと身近の生物も信じられないような行動をとるのは必至であろう。              人間は人間を中心に見過ぎだと思う。これを私は主観的とか客観的とか言う言い方に似て‘人観的’と言いたい。われわれ人間だって、まったく解明されていない。

任天堂DSの‘脳トレーニング’を開発した川島東北大教授がいはく            「前頭前野が発達している動物が人間だけ」とか。                      犬や猫たちは‘悔いてくやしがっても自殺はしない!自殺を考える脳がないだけ’    今度生まれ変わっても人間が良い?それとも?

知り合いのパニック症候群の方を代返して言いたい。もうこんな実験やめてくれえ!答えは無限だし、実験繰り返しても人間は人間だと思う。 小山