コロナ第2波でも死亡率低下から見える2つの事実と、あるべき対策
竹中正治:龍谷大学経済学部教授
連載 政策・マーケットラボ 2020.7.30 5:05
結論から言うと、6月以降PCR検査の陽性者数の再急増にもかかわらず、重症者数、死亡者数とも極めて低位に推移している最大の要因は、検査対象者拡大の結果生じた陽性者の年齢分布の若年化、つまり年齢要因だ。
(中略)
つまり東京都では陽性者数に対する死亡率が4~5月と6月以降では約10分の1に下がったのだ。
この傾向が変わらなければ、東京都の一日の陽性者が仮に1000人になっても(7月26日時点の過去7日間平均は258人)、一日の死者数は4人にとどまる。
※注釈
上記のように、ごく最近の新型コロナウイルス感染者数の激増にも拘わらず、死者数が際立って少ないのは、無症状や軽症の若年層での陽性判定数が増えているための様である。
竹中正治:龍谷大学経済学部教授
連載 政策・マーケットラボ 2020.7.30 5:05
結論から言うと、6月以降PCR検査の陽性者数の再急増にもかかわらず、重症者数、死亡者数とも極めて低位に推移している最大の要因は、検査対象者拡大の結果生じた陽性者の年齢分布の若年化、つまり年齢要因だ。
(中略)
つまり東京都では陽性者数に対する死亡率が4~5月と6月以降では約10分の1に下がったのだ。
この傾向が変わらなければ、東京都の一日の陽性者が仮に1000人になっても(7月26日時点の過去7日間平均は258人)、一日の死者数は4人にとどまる。
※注釈
上記のように、ごく最近の新型コロナウイルス感染者数の激増にも拘わらず、死者数が際立って少ないのは、無症状や軽症の若年層での陽性判定数が増えているための様である。