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主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

“そろばん”と“数学”との論理的関係 ⇒⇒⇒ 2020年「大学入試改革」への対応

2017年01月27日 | お知らせ
 “そろばん”と“数学”との論理的関係

 そろばん練習が、単に計算問題に対してのみならず、算数や数学における文章題や図形問題についても得点向上の効果があるのは何故なのか?

 そろばん利用の場合は、計算問題における抽象的な「数」は、5や10の合成・分解手法と併せて、珠の位置関係や個数に応じて、そろばん上に「視覚的・具体的な数」に転換されて表わされつつ、所定の演算が行われてゆきます。

 その時、①「数」の認識、②「数」の分解や合成手法等の選択と判断、③珠の位置や数についての思考や判断、そして、④それらの思考や判断の表現としての(手指を使っての)演算法則に応じた「珠はじきの動作」が連鎖的に、かつ瞬時に行われていきます。

 つまり、抽象的な「数」の構成要素の認識に始まって、構成要素への分解や合成手法を駆使し、そろばん上で珠を使って視覚的・具体的に数の大きさを表示する転換作業が行われて演算開始・・・といった一連の思考・判断・表現といった精神的作業と手指の動きとが同時的に展開されます。

 かくて、そろばん演習者においては、抽象的事象から具体的事象への転換・変換作業が絶えず行われており、文章題や図形問題においての、文意や図形の特徴といった所与の条件を認識し、諸要素に分解・分析後において、それらを整理・合成・再構築・・・・といった思考過程と判断を経て、最終的な解答を表現するに至るという作業経路は、極めて日常的な、お馴染みの作業でしかないのです。

 以上の論理的回路は、文科省が2020年において実施予定として、昨今、世間を大いに騒がせている「大学入試改革」〈センター試験を廃止して、思考力・判断力・表現力を重視した新たな共通テストが創設される〉にもピッタリと応じていることに気づかれて、皆さんはビックリされることでしょう。

 そうなんですよ。

 我が国において、子供向けの必須の基礎教育手法として数百年の長きにわたって尊重されてきた「読み・書き・そろばん」こそが、実は、2020年において改革実施されようとしている大学向け教育改革の骨子を先取りしているのです。

 そこで、岡村ゼミナールでは、早期知能開発:ACE Kids Academy珠算・習字・英会話・速読講座の益々の拡充と普及をもって、新しい時代の教育スタイルの追求に邁進する所存です。

 皆様のご理解とご支援を何卒よろしくお願いします。             
                                                  平成29年1月27日 金曜日
                                                  岡村ゼミナール(株) 会長 岡村寛三郎

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