ただ、組織の強制する同調圧力によってマスクをし、今日の飯ためだけにワクチン接種をする会社員、派遣社員。今、ガラス製品を梱包する単純作業についている。中小のそれでも、本工の若手職員が、「コロナ、緊急事態解除後の緊急事態則、黙食」を朝礼で呼びかけ、作業中にマスクの着用チェックの巡回に走り回っている。誰も反論しない。
ワクチン接種を受けた人のチェックのために、「ワクチン接種をした人は報告するように」との通達があるが、その数は知らないし、誰もワクチンについて話す者もない。
「ワクチン接種は周囲の人に感染させない。」と河野太郎ばりの発言をする本工に、この国の勇気なき同調圧力が出世のバロメーターだということを知る。
日本組織は中国共産党よりも腐りきっているのかもしれない。
というのも、民主主義とか言いながら、共産体制の伝達様式が自然にまかり通ってしまうからーーー
自民党が強い理由は、日本人の大半に確たる人生観を持つことを許さない暗黙の了解がある。植民地の奴隷根性が長い年月をかけて訓練されてきたのが日本人である。
無思想地獄、人が倒れても知らぬ存ぜぬ。
地獄とは表現の自由、考える自由を奪われた状態である。わたしたちは、コロナパンデミックの中で考える自由を奪われることに慣れっこになった。奴隷社会の始まりの悪寒である。
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