65オヤジのスタイルブック

映画「ツナグ」

昨日は、久しぶりの映画館での観賞。映画「ツナグ」を観ました。

吉川英治文学新人賞に輝く辻村深月の小説を実写化した作品で、たった一人と一度だけ、死者との再会をかなえてくれる「ツナグ」と言う使者を梅ちゃん先生で、梅ちゃんの旦那を演じた松坂桃李が主人公を、祖母役に樹木希林が演じています。

ツナグの祖母アイ子から、使者を受け継ぐ歩美。依頼者と死者の再会の時間を通して、歩美の「ツナグ」役の葛藤の中で、両親の死の真相へと向けれていきます。

カルト的イメージを持つ主題を、ファンジックに描くことで人間の善の部分をうまく導き出しています。

亡くなった人と生きている人、それぞれが生前に語れなかった真実が浮き彫りになる時に、ツナグと言一度だけの再会が、結ぶと言う「キズナ」となり、生きる希望をなって生まれ変わる。三つの物語に深い感動を受けました。

同時に、脈々と受け継がれた「ツナグ」の行為を通して、家族の深い愛が描かれています。


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