たまたまと言うか?映画が茶々丸オヤジを呼び寄せたと言うか?
昨日、アカデミー賞の発表の日に「ハートロッカー」を観てきました。
監督賞&作品賞の主要部門を含む6冠。作品賞は下馬評通りの展開でしたが、ここまで各賞総なめにするとは、この映画の与えたインパクトは強烈でした。
しかし、ビグロー監督は、男張りのハードな女です。惚れ惚れします。
しかも、58歳の年齢に見えないエネルギッシュでセクシーです。
茶々丸オヤジ、91年のキアヌ・リーブス主演の「ハートブルー」や02年のハリソンフォード主演の「K19」と知らぬまに彼女の虜になってました。
戦争を描いた作品の中でも、秀逸な臨場感あふれる作品です。
ブッシュ政権時代に完成され、オバマ政権でようやく日の目をむる結果となった作品は、時に自爆テロとして、イラク市民を巻き込む爆弾処理と言う死と背中合わせの任務を遂行する戦争の中にある正義と言う名の矛盾を真正面から対峙した観るものに緊張感を与える映画です。
その任務向き合う主人公のジェームズの愛と凶器に満ちた行動に魅了されました。
そして彼を援護する軍曹と技術兵の姿にも、恐怖の中で葛藤する姿にも心打たれました。
無用な解説など必要の無い、兵士の日常と戦地の姿、脚色なしの音と映像で現実を表現。
撮影期間中の生活までもが出演者にも課せられるのですから、誰もが彼の地にいるような錯覚を感じるに違いないと思います。
今回の栄冠で上映館も増えると思います。生と死の極限状態を描いた究極のリアリティをスクリーンで体感してみてください。
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