半年ぶりに泉谷しげるさんのライブに。今回はライブ仲間が増えて5人にて参戦しました。場所は前回と同じ得三。名古屋の中でもディープでハードコアな街、今池にあります。得三は地元の個性的なアーティストから昭和を代表するミュージシャンがジャンルを超えて演奏するライブハウスです。この雰囲気は、泉谷さんにはピッタリです。
泉谷さんのライブって参戦って言葉が似合います。今回も前半は昭和のフォークロックのカバー。フォーク創世記の先輩の曲を独自の解釈で歌ったり、海は恋してる、戦争を知らない子供たちなど、前回とは一味違う構成でした。後半はオリジナル曲を熱唱、同世代のファンを揺り起こすようなパワフルさで先導してきく姿は、世代の違う中年世代には憧れさえ感じます。
今の音楽業界、昭和世代をターゲットに復活によるコンサートがもてはやされ、集客のターゲット手段となっています。個人的には、旬を過ぎたアーティストには関心がなく、むしろ年老いても現役として走り続けるミュージシャンには敬意を表します。さらに70を迎えようとしている泉谷しげるのパワーには到底及ばない。今を生き続ける生身の姿に僕は共感します。
あえて言います。日本のフォークロックをリアルに感じれる男は泉谷しげるしかいないと。