ブルース・ウイルス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームス・マカボイ共演のM・ナイト・シャマラン監督の最新作「ミスター・ガラス」を鑑賞しました。
今回の作品は、ブルースとサミュエル共演のアンブレイカブルのその後を描いたもので、さらに、ジェームス主演のスプリットも絡んだアメコミ&特殊能力者のシャマラン集大成作品です。
不死身の能力を持ったブルース演じるダンは、息子と手を組んで犯罪を阻止する黒マントの男と活動している。そこにスプリットで主人公で多重人格者のケヴィンと遭遇、ケヴィンが誘拐監禁した少女たちを救い出すが、ケヴィンと共にフィラデルフィアのある施設に収監されてしまいます。そこには、ミスター・ガラスもおり、三人の男は、施設の女性精神科医の実験材料に。
人間を超える存在と信じる三人と精神科医の陰にある謎の組織との激しい攻防が展開されます。
アンブレイカブルでのガラスの母やケヴィンにより拉致監禁されながら、ケヴィンと心通わせた少女ケイシーに青年に成長したダンの息子などが登場、過去の事象とリンクしながら進む展開は、このシリーズを観た人にはサスペンスとしての見応えも十分で、観なかった人も、ある出来事を介したクライマックスにワクワク感が止まらないと思います。そして、きっと過去の関連作品を振り返りたいと思います。
未知なる存在や能力をベースに展開するシャマランワールドは、今回の作品が一区切りになりそうですが、世の中には科学では立証不可能な事象もまだあるだけに、新たなシャマランワールドに期待して待ちましょう。