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65オヤジのスタイルブック

美術館のマナーと美術館員のマナー

美術館でのマナーは、いろいろとあるのですが意外と知られていません。先日メナード美術館で、基本的なマナーをイラストで案内されたものが目をひきました。

美術館での観賞マナーは、基本的に3つ。飲食禁止。撮影禁止。作品接触禁止。この3つを守れば何にも問題がないです。

しかしながら、この基本マナーに対する美術館員の注意の仕方が最悪です。何度も美術館に足を運んでいる僕でも、口元を動かしただけで「ガムを噛んでないか」と疑われます。

また、よく目にするのは、作品に近づいただけで、「触るな!」と言わんばかりの形相で迫ってくるスタッフを目にします。これでは、二度と美術館に足を運びたいとは思いません。

そうした、疑いの目を向けるスタッフの態度により、将来の美術ファンも失うか自覚ももってもらいたいと思うのです。にこやかに、優しく注意をしたり受付で、前述のイラスト掲示したり、マナーを知らした紙を渡すなどの対応をすればマナーは守られていくはずです。事実マナーを守らない人は、ごく一部なのですから。

犯人探しの如く人に目を向けるのではなく人の流れの中で作品に目をむけていれば(公立美術館ではスタッフの居眠りもよくあります)、最悪の事態は免れると感じます。

マナーに関しては、携帯電話やインターネットなどの情報化が進み、通り一辺倒の対策では難しい時代になりました。美術館の持つイメージの高い垣根を取り除き、関係者のスマートな対応と時代に即した順応な観賞マニュアルを持つ時代になったと感じます。


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