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65オヤジのスタイルブック

レオナルド・ダ・ヴィンチ展・江戸東京博物館

東京アート旅の第二回目は、江戸東京博物館で4月10日まで開催中の「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦」展です。

おそらくは、日本人が一番観たいと思う作品がダヴィンチのモナリザではないかと思います。ルーブル美術館の「モナリザの微笑」が1974年。この1点の絵画を観るために150万人の人々が訪れました。この数は、アメリカのモナリザ展の来場者数に匹敵するもので、日本人がいかにモナリザ好きかがわかります。

今回の目玉である日本初公開の「糸巻きの聖母」は、モナリザにつながる傑作といわれ、モナリザの透明感の肌艶の技法の基になっていると言われ、また、モナリザに背景に似ているところも、そのつながりを感じる作品です。

また、科学者としてのダヴィンチの貴重な直筆手稿や素描など7点の初公開作品が展示されています。

ダヴィンチの真筆絵画は15点に満たないと言われ、海外でも公開も少ない点でも今回の展覧会は、糸巻きの聖母を観るだけでも十分の展覧会ですが、予想通り作品にたどり着くまでに45分もかかり、僕のアート旅には少し難しい展覧会でした。しかし、待って観る価値は十分で、聖母子の姿にしばしうっとりとしてました。

イタリア政府の希望により都内の博物館一館のみの希望により江戸東京博物館での開催となりましたが、糸巻きの聖母の見せ方には、美術ファンとしては少し不満が残りました。

人気の絵画に鑑賞が集中するのは致し方ないのですが、この手の鑑賞には、二つの通路を設けるのが最近のパターンで人の流れる横列と中央で観賞できる縦列が作れるスペースが十分とれる場所での開催がベストではなかったのかと思います。

当館関係者の不慣れさも感じられ、経験と工夫が必要だと思います。


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