名古屋市美術館で開催中の「だまし絵||」を観賞。
2009年に引き続き好評な美術展、古くは16世紀から続くだまし絵のジャンルを現代にいたるまで多彩な手法で解き明かした楽しい美術展です。
だまし絵の代表的な巨匠と言えば、ダリ、マグリッド、エッシャーなどが浮かびますが、エッシャーのだまし絵の代表作「物見の塔」はもちろん、ダリの「海辺に出現した顔と果物鉢の幻影」やマグリットの「白紙委任状」などに加え国内外の貴重なだまし絵が一堂に介しています。
そんな中で、日本の現代アーティストの作品にも注目。福田美蘭のCopyright原画は著作権や肖像権の境界を巧みに利用しユニークなディ〇ニー原画に挑んでいます。また、日本を代表する現代写真家の杉本博司は、博物館にあるジオラマを利用して見事なリアリティへの錯覚を表現しています。
ほかにも立体作品や映像など、人間の視覚を刺激する手法で観る人を驚かせてくれる作品が並び、家族で楽しむるアート展です。
明日22日が本展最後となる展覧会。僕の紹介で興味のある方は、ぜひ足を運んでください。