チャン・ドンゴン主演のバイオレンスアクション作品「泣く男」を観賞。
久しぶりにチャン・ドンゴンの主演作が届けられました。しかも監督は、あのアジョシを撮ったインジョンボムが監督で期待が大きかったのですが、期待以上の作品でした。
チャンドンゴン演じるのはマフィアに育てられた殺し屋ゴン。冷徹に完璧に仕事をする彼が、ロシアマフィアと韓国人ビジネスマンを殺害。誤ってビジネスマンの娘を殺してしまいます。組織は、家族の生き残りである母親を殺害することを命じます。唯一の失敗苛まれたゴンは、この仕事を最後にすることを決めます。
チャン・ドンゴンの鍛え抜かれた体とクールな眼から解き放たれる静かな凄みが、今までになく印象的です。全編カーアクションに銃撃戦、残忍な殺害シーンに目を覆うこともしばしあると思います。しかしながら、タイトルの泣く男の真相が徐々に明らかになるにつれ、ゴンの体から漂う哀愁に魅了されていくと思います。
巧妙に仕組まれた結末にも注目して観てください。