芸人&絵本作家のキンコン西野さんの絵本「えんとう町のプペル」がWEB上で無料公開されました。このことで、賛否両論が巻き起こってますが、彼を嫌いな人やその手法を単純にとらえている人は、批判的であっても、僕は大半は賛同しているように感じます。
僕もその一人で、無料化には何らかの意図があり、確信犯であることは事実で、彼の場合は、その意図と心情が相反していても、彼の本音であると思います。
インターネット上での無料サービスは、今や欠かせないビジネスコンテンツのひとつとなっている現在、彼の行ったことは当たり前の手法を既存のビジネスに取り入れたことで波紋を呼んでいるだけで、批判されることは、ひとつも無いのです。
そのことは、今日のお昼のワイドショー「ミヤネ屋」に出演した彼の意見の中のひとつに現れていると思いました。
それは、絵本を買うときの母親の行動にあるのですが、本屋で絵本を立ち読みした上で買うかどうか考えると言う点です。絵本は、その価格と共に、子供に読み聞かせる性格から、お母さんにその選択権が委ねられる点が大きく、今回の無料化はより大きな購買につながる新しいビジネスモデルになると思います。
このビジネスモデルが確立すると、WEB上で立ち読み、書店での購入での返本率も減って来るのではないかと思います。また絵本という特性から、購買層も広がりポストカードなどのアートグッズなども増え、今回のヒットで絵本の映画化も計画されている点でもDVD化などの流れも出てくるのではと思います。