映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、キウェテル・イジョフォー、ジュリア・ロバーツ、ニコール・キッドマン共演のサスペンス作品「シークレット・アイズ」です。
今回の作品は、ジュリア・ロバーツとニコール・キッドマンのオスカー女優に、それでも夜が明けるの主演俳優キウェテル・イジェフォーが競演。2010年のアカデミー賞外国映画賞を受賞したアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」のリメイク版になります。
物語は、9・11同時多発テロにより厳戒態勢下のニューヨーク。テロ対策班の同僚3人がジュリア・ロバーツ演じる検察官ジェスの娘が殺害され、テロ優先の中で未解決事件となり、13年後に犯人を見つけ出したキウェテル・イジェフォー演じるFBI捜査官レイが現場に復帰し、上司となったキッドマン演じるクレアと犯人を見つけ出すも、証拠不十分で釈放。その後ジェスから驚きの真実が告げられるもの。
ラストはちょっと変えられているいますが、筋立てはほぼ同じ、しかし、設定と配役を変えるとまったく異なる作品として観られ、派手さはないものの、アルゼンチンの軍事政権下での不安定な社会を9・11以降のテロと向き合って暮らしてるアメリカ社会をうまく対比させてるところはアメリカ映画らしい楽しみ方だなと思います。
ニコール・キッドマンは相変わらずの美しさを、その配役とあいまって漂わせてましたが、今回の名演はジュリア・ロバーツ。娘を亡くしながらも、過酷な任務を続け、さらに隠された真実をみせない。二人に、おかれた配役での境遇が見事に映し出されてました。