先日、棟方志功 祈りと旅展に出かけました。
愛知県美術館で9月4日まで開催されている、東北復興支援企画展ですが、この展覧会の構成が、とても素敵でした。
すでに、記念講演会、津軽三味線のライブやコンサート、チャリティグッズの販売と様々な復興支援イベントが企画されました。
そして、今回茶々丸オヤジが注目したのが、写真の作品リストです。
一面で、棟方志功の人となり、棟方板画といわれる作品などの解説がわかりやすく掲載されています。
作品リストのみが記された味気ない紙切れと違って、とても温かみを感じるリスト(新聞)でした。
久しぶりに愛知県美術館を訪れましたが、コンペによって決定した館内は、広々としてとても観賞しやすいスペースです。
最近は、有名企画展は、名古屋市美術館で行われることが多いですが、愛知県美術館の方が、鑑賞者にとっては、とても快適な空間です。
また、美術館スタッフの応対も以前に比べて、とても優しい対応でした。
最近は、美術館ブームなのか、鑑賞者の数は増えてます。有名な企画展では、来場者数もベスト5に顔をのぞかせるほどになってます。
しかしながら、まだまだ、鑑賞者と主催者美術館の垣根は高いです。
現在、年間入館者数の多い美術館は、鑑賞者とスタッフとの距離が宿まり市民に親しまれる美術館になっています。
一般レベルの美術解説やアイデアが詰まった作品リスト、美術館スタッフの親しみやすい対応が求められていると思います。