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高校サッカー 青森山田 初優勝

成人の日の9日、恒例となった高校サッカー決勝が行われ、青森山田が前橋育英を5対0で破り初優勝を果たしました。先日のクラブサッカーで準優勝に貢献した柴崎選手の出身校であり、彼の果たせなかった夢を後輩が果たし、きっと彼も喜んでいると思います。

大差での優勝でしたが、堅守速攻の前橋育英も、点差以上に白熱した試合展開で見応えのある決勝だったと思います。タレント揃いの青森育英に対して前半の1点が入るまでは、むしろ前橋育英のサッカーの方が光っていました。

優勝した青森山田高校のイレブンの中で、GKのU19代表の廣末選手のキック力と正確性には、今後のGKの攻撃スタイルを垣間見ることができ将来の日本代表の姿が見えました。また、決勝で2ゴールを挙げて今大会の得点王に輝いた鳴海選手は、175センチの身長ながらフィジカルの強さを持ち、彼の高い身体能力とゴールに向かう闘争心も未来のFW像を感じました。また、今大会も含め、攻撃におけるロングスローも、フリーキックに並ぶ一つの武器として重要だと感じました。

高校サッカーにおいて攻撃的なチームは、時に堅守速攻のチームに対して弱い一面を持つことがあります。タレント揃いの前年優勝校、東福岡のベスト8敗退もその象徴でした。そんな中で、最後まで攻撃を緩めない青森山田のサッカーは、優勝に値するもので攻撃の陰に隠れたGK廣末のキック力や長身選手を揃えたディフェンス陣の存在が大きいと思います。

そして何より、長年にわたり青森山田を指揮している黒田剛監督の指導力によるところが大きいです。青森山田は、Jリーグクラブユースチームを破り、チャンピオンズシップも制覇している。また、他の高校サッカー監督にも名将が多く、選手の個性を尊重する監督も増えてきている。現在でも、高校サッカー出身のJリーガーが活躍している事実を知ると、高校サッカーの教育力による指導性を学ぶべきではと改めて思います。


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