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65オヤジのスタイルブック

浦沢直樹展・世田谷文学館

東京アート旅、第1回目は、世田谷文学館で31日まで開催中の「浦沢直樹」展です。

今回の展覧会を知ったのは、たまたま観た「クロスロード」と言う番組でした。あまり漫画を読まなくなった僕も、同世代の浦沢直樹さんの活躍には興味を持っていて、番組での密着レポートから、今回の展覧会の情熱をひしひしと感じ、今回のアート旅のプランに入れました。

閑静な住宅街の一角にある緑あふれる当館の入り口には、20世紀少年の主人公がお出迎え、館内には、閉館近い時間帯にも関わらず、世代を超えて多くのファンでにぎわい改めて作者の人気が伺えます。

デビュー前の高校時代の作品原画や初期の作品や人気作品の原画が展示され、壁面には生原稿が所狭しと並べられ圧倒的な物量で観る者に迫ってきます。もとより作品としてのクォリティーは誰もが認める彼の仕事を目の前にすると、画家以上の技と小説家や脚本家以上の豊かな発想などが、作品からひしひしと感じられました。

漫画家としての地位を芸術家の領域へと引き上げた展覧会と言えます。

展覧会のテーマである「描いて描いて描きまくる」家の冠を持つ者は、まさに、この姿勢があって、その地位を確立していくのだと実感しました。

残り3日となった同展。お近くの漫画ファンや浦沢ファンはぜひ浦沢ワールドを体験してください。そして、この展覧会の地方巡回をぜひ実現してください。



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