65オヤジのスタイルブック

天国へ旅立った茶々丸へ 第二章

君が旅立ってからの1週間
空虚な気持ちの中で一生懸命仕事した。
僕が、作業台で仕事をする姿を時折見つめる瞳
帰宅時のカギの音とともに、出迎えてくれる姿
そんな余韻だけが残ってとてもさびしくなる。

でも、寂しさ以上にこの七年間はとても意義深い日々だった。
君と出会って1ヵ月後に僕に襲い掛かった生死を左右した大きな病
2週間ぶりの再会に親友のように抱きついてくれたね。

雨の日も、雪の日も朝な夕なに共に歩いた日々
グランドでのボール遊びや公園の滑り台など
君はもう大人なのに子供のようにはしゃいでいた。

僕のなかで一番は、店の前で中高生や通りすがりの人々と
はしゃぐ君の姿が一番好きだった。

僕は、この七年間。君と過ごして健康な体を取り戻すことができた。
それが、君の使命だとしたら、とてもつらい。

でも、君の未来は、たくさんの愛があふれる家族のもとで穏やかな生活を
迎えられると僕は確信してるよ。

だって、君は、たくさんの人に愛を与えた天使だったから。
そして、君は、永遠に僕の心の中で生きるかけがえのない友だから。
茶々丸、愛をありがとう。

(完)

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