マイケルファスベンダー、キャメロンディアス、ブラッドピッドなど豪華な俳優陣が集結したサスペンス映画「悪の法則」を観賞。
原題は、カウンセラー、ファスベンダー扮する若くて有能な弁護士が、興味本位から闇社会に手を出して、彼にかかわる恋人やセレブリティな人間をも窮地に追い込んでしまうサスペンスです。
セレビリティーな面々は、弁護士のビジネスパートナーに、ハビエル・バビエル、その愛人にキャメロンディアス、闇の社会との仲介役にブラッド・ピット、弁護士のフィアンセにペネロペ・クルスと個性的な面々です。
闇の社会は、麻薬密売のメキシコマフィア。麻薬をバキュームカーに隠して移動。そこに従事する劣悪な環境下の人間と遊興にふけるセレブな人間との対比。キャメロン演じる魔性の女豹と純真さを持つペネロペ扮する恋人など表と裏の対比がアートな世界を醸し出してます。
難解な物語は、悪の本性が人間の本能にある哲学的な示唆を持っていますが、本作に彩を添える、チータ、ダイヤモンド、殺人道具など随所に仕組まれた鍵を紐解いていくと、この作品の面白さがわかることと思います。