音楽を愛するひとりとして、松浦社長の行動に敬意を表するアート店主です。
エイベックスの松浦社長が小室被告の小室被告の詐欺事件の示談金として6億円を肩代わりしたニュースに、率直に松浦社長はすごい!と思った。
松浦氏の行動をビジネスとやっかみとして見るものもいるだろう。しかし、世間の目は厳しい。今後彼の曲がヒットするとは限らない。まして、変化の激しい現在の音楽業界で小室被告がカムバックできるか予想できない。そんな大きな賭けだけで判断できる行動ではないと思う。
恩をあだで返す芸能人は多くいるが、更生に向けバックアップする松浦社長のような人はいない。むしろしたくても、できないのが現実かもしれない。
松浦社長は、以前前社長との確執の際にも音楽人としての筋を通した。浜崎あゆみは早くに彼と行動を共にすると宣言し、現在に至っている。
現在のEXILEを育て上げたのも松浦氏の功績が大きい。小室ファミリーの成功も松浦氏のビジネス手腕があったから。その後小室氏が、松浦氏の元を去ってからの彼の衰亡は誰もが知るところだ。
松浦氏は、小室被告を恩師として今回の示談金を肩代わりしたそうだが、松浦氏の元を離れ恩をあだで返した彼を彼の才能を信じ手を差し伸べた松浦氏こそ、小室被告にとっての恩師と言うべきだろう。
音楽には罪はない。小室被告の生み出した珠玉の名曲は、彼の犯した罪により色あせてはいない。曲自体は生き物だ。名曲は人の手を離れてその名曲の由縁がわかるものだ。
純粋に音楽と接し、純粋に音楽を愛する者たちの心に答えることが彼のこれからの償いだと思う。
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