京都のKUNSTARZTにて娘の第2回目の個展が11月9日まで開催され訪問。
親ばかな部分のありますが、現代アートを理解する上で彼女の制作活動はわかりやすいので紹介したいと思います。
今回のテーマは「SAMPLE」身近にあり役に立っていながら、その存在を強く意識していないモノを毛糸やフエルトなどの素材を用いることによりその役割以外の価値を加えてみる。そんなモノをポップでキッチュな存在に変化するサンプリング的なオブジェで構成され、それらの作品が本来存在する場所が映像により明かされ、点字ブロックや電柱や道路の標識など改めてその存在不可思議さを感じる展覧会となっています。
現代アートの領域の中で、今注目されているのは、村上隆や奈良美智、草間彌生、ヤノベケンジなどに代表されるそうしたポップな主張ではないかと思います。今現代アートが若い層に受けている理由もそこにあるのではないかと感じます。
最初に直感的にとらえてから、アーティストの世界に足を踏み入れてから、その主張に耳を傾け理解する。単純ではあるけれど、この行為がアートの入り口を知る上で重要なことではないかと思います。