有り触れた恐慌ではある。
「お金を払うべき人が、お金を持ってない」のだ。
実際には良くある絵だ。ゲームメーカーに勤める人々が給与を要求するが、雇用主は、渋い顔をして言う。
「お金が無いんで出せない」
”ゲームソフトが売れなかったから”だ。
この時、従業員らは、或いは職と、そして生活費の当てを失う訳だ。この後、何人かは間違いなくか失業し、社会的な負債と化していく、彼らはお金を払う事が出来ない。
その時、彼らは、「社会に何の貢献も出来ない存在」ではある。
誰が悪いんだ?と言う前に、一つの疑問はある。
貴方は「それを買ったら撃ちます」と言う銃口を前に、”それ”を買えますか?
簡単に言うと、”これ”を作品の前でやられたら、その作品の良し悪しは関係あるか?ではある。アメリカにおいて、「全米ライフル協会」その影響力、それは強大だ、と言う話。その原理が、要するに銃の持つ、ある種の絶対性ではあって。
最初の状況が発生する時、”これ”は何かの影響を持っていないだろうか。
つまり?「”彼ら”が許可を出す作品以外は、店舗に出ない」訳だ。また、出ても買えない、撃たれる可能性がある。
これが効く時?「売れる作品は店舗に出ない、売れない作品が幾ら店舗に並んでいても客は買わない」その事態が発生する、事には。”彼ら”が許可する作品と言うのが「面白くない」ので、客はただでも買わない、そう言う。
結局?銃口をメーカーに向ける事が出来るなら?店舗に並ぶ並ばない以前に、まず「創れない」訳で。全米ライフル協会が”認める”モノ以外は市場に存在しない、そう言う事態は、意外と容易く形成出来てしまう、訳だ。この状態で、売れる物は創れるか?と言うと、それは非常に重く疑問がある。
結論で言えば、先の例を創らない為には、「創った作品が売れる」必要が、ある。
結論で言えば、つまり「全米ライフル協会は、創作業界に関与しないでくれ」打開は、”そこ”には成る訳だが。
出来が悪くて売れないのは、本人らの責任だが、この状況で売れないのは、間違いなく全米ライフル協会、その意向の問題には成る。アメリカを衰退させているのは誰か?だ。それは、重く問われている。
銃は、何の為に必要か、だ。
そして戦争は、良くない。
全米ライフル協会の言い分を鵜呑みにしたら、その直後に有るのは銃の撃ち合いによる「戦争」ではある。その悪影響は、不意に日本にも表れた?のかもしれない。愛知県での中学生刺殺事件、それは何故起こったか、そして、アメリカで度々発生する銃乱射事件、それは何故、起こったのか。
非道に抵抗するには、その理屈上は「銃と言う絶対的な暴力以外に無い」訳だが。
その結末は、見ての通りだ。
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