カウカウタイム

日本で働くいち美容師がハワイでヘアメイクアップアーティストになるまでの日々の記録 2008〜2012

私、かえります

2010-03-28 | 〜2011迄のハワイ生活記録
突然ですが、今月末で日本へ帰ります

一言で言うと、ずばりビザが切れました



2年前の4月 広島から京都へ移り、その後本格的にハワイに渡ったのは8月

日にちの過ぎるのは何と早い事か…



ただ自分の中には日本に帰る実感が全くなくて
「お盆の帰省」ぐらいにしか感じられない


木曜日に最後の仕事が終わってすぐ、風邪を引いてしまった

この冬は全くひかなかったのでいい調子だと思っていたのに気合いが足りなかった
と言うか、気が抜けてしまったんだろう


完璧に仕事を済ませて辞めたくてもやっぱり何かとやり残した事はある物で
最後の日はなかなかお店を出る事が出来なかった

既に夕方になって、ではいよいよ帰ろうと思ったら
H子さんがレイを持ってきて掛けてくれた

レイって直に身につけるからか、花束よりももっと心に響く


私がやり残した仕事を、もろにかぶるのはH子さんだ

ゴメンナサイ、そして右も左も解らずに日本からやって来た私を
優しくフォローしてくれてありがとうございました



レイを首に掛けたまま
沢山荷物を抱えて外にでたら天気雨が降ってきた

傘もささずにそのまま歩いていくと
バス停の方向にじわじわとダブルレインボーが浮かび上がってきた

見つめながら歩き続けた

涙がでてきた


「お疲れさま」と ペレが言っている気がした

この島にはやっぱり、確かに神様が住んでいる




来てまだ初めの頃は、「自分の選択」が正いのか間違っているかよく考えたりした

今、帰国を目前にして思う事は「ここに来ない人生なんてあり得なかった」


ハワイがいいとか、日本がいいとかそんな問題ではなくて

私自身が自分の意志で、自分の人生をコントロールしていく事ができると
実感出来た事が一番大事だった


世の中、自分の人生の限界を早くから決めつけてしまっている人が多い様な気がする
すごくもったいない

私の愛読書の中に「小枝に縛られたゾウ」という1冊がある
ハワイに来るきっかけをくれた本だった

自分の将来に不安がある人は是非読んでみてほしい本
私も帰ったらまた一から読み直してみるつもりだ

きっとそこには、これからまた立ち向かわなくてはいけない現実に向かう私の背中を
えいと押してくれる言葉が沢山詰まっている


日本に帰ったら、またやるべき事が沢山待っている
これから自分が何処へ向かうのかもまだ解らない



ただ、この2年間でお世話になった人にお礼が言いたい

ありがとうございました。皆さんに会えて本当によかったです


いつかまた 会いましょう




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