私、かえります

突然ですが、今月末で日本へ帰ります

一言で言うと、ずばりビザが切れました



２年前の４月　広島から京都へ移り、その後本格的にハワイに渡ったのは８月

日にちの過ぎるのは何と早い事か…



ただ自分の中には日本に帰る実感が全くなくて
「お盆の帰省」ぐらいにしか感じられない


木曜日に最後の仕事が終わってすぐ、風邪を引いてしまった

この冬は全くひかなかったのでいい調子だと思っていたのに気合いが足りなかった
と言うか、気が抜けてしまったんだろう


完璧に仕事を済ませて辞めたくてもやっぱり何かとやり残した事はある物で
最後の日はなかなかお店を出る事が出来なかった

既に夕方になって、ではいよいよ帰ろうと思ったら
Ｈ子さんがレイを持ってきて掛けてくれた

レイって直に身につけるからか、花束よりももっと心に響く


私がやり残した仕事を、もろにかぶるのはＨ子さんだ

ゴメンナサイ、そして右も左も解らずに日本からやって来た私を
優しくフォローしてくれてありがとうございました



レイを首に掛けたまま
沢山荷物を抱えて外にでたら天気雨が降ってきた

傘もささずにそのまま歩いていくと
バス停の方向にじわじわとダブルレインボーが浮かび上がってきた

見つめながら歩き続けた

涙がでてきた


「お疲れさま」と　ペレが言っている気がした

この島にはやっぱり、確かに神様が住んでいる




来てまだ初めの頃は、「自分の選択」が正いのか間違っているかよく考えたりした

今、帰国を目前にして思う事は「ここに来ない人生なんてあり得なかった」


ハワイがいいとか、日本がいいとかそんな問題ではなくて

私自身が自分の意志で、自分の人生をコントロールしていく事ができると
実感出来た事が一番大事だった


世の中、自分の人生の限界を早くから決めつけてしまっている人が多い様な気がする
すごくもったいない

私の愛読書の中に「小枝に縛られたゾウ」という１冊がある
ハワイに来るきっかけをくれた本だった

自分の将来に不安がある人は是非読んでみてほしい本
私も帰ったらまた一から読み直してみるつもりだ

きっとそこには、これからまた立ち向かわなくてはいけない現実に向かう私の背中を
えいと押してくれる言葉が沢山詰まっている


日本に帰ったら、またやるべき事が沢山待っている
これから自分が何処へ向かうのかもまだ解らない



ただ、この２年間でお世話になった人にお礼が言いたい

ありがとうございました。皆さんに会えて本当によかったです


いつかまた　会いましょう




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Ｍａｈａｌｏ

Big Island 3 ～マウナケア編

元々、今回のハワイ島旅行の目的は「マウナケアで★を見る事」だった


到着翌日オプショナルツアーに参加して
標高４２０５ｍのマウナケアに登る

と言っても車で頂上まで行くので登山のような体力はいらないが
ただ、気圧の関係で高山病になりやすいのが気がかりだった
（そして寒い事も）


３時にツアーの車にピックアップされてから２時間後
車は標高３０００ｍのオニズカセンターに着いた

ここで晩ご飯のお弁当を食べて１時間の休憩を取ってから山頂を目指す

一気に登ると高山病になってしまうので
体を気圧に慣らすのが目的らしい
　
反対側に見えるのは、マウナロア山
実はこの山も４０００ｍを越えている

こんなに近くに４０００ｍ越えの山が２つも並んでいるのだから
やっぱりハワイ島って凄い


そしてこの休憩所で３ヶ月ぐらいの赤ちゃんがベビーカーに乗せられているのを見たが
こんな所に赤ん坊を連れてくるローカルも凄い
（おまけに超薄着だし）




頂上にいく途中、車を降りて写真を撮った
標高が上がるに連れて気温は下がっていく

久しぶりに顔に冬の冷たさを感じて新鮮だった






カメラをチェックするＭｅｇ







頂上でとりあえずお約束の写真撮影
ツアーガイドさんが垂れ幕を貸してくれた

それにしても、お茶を入れてくれたり
高山病予防のアメちゃんをくれたり、何かと気の利くガイドさん

毎日こんな高い山に登っているそうだけど
体に異常は来さないのかこっちの方が心配になってしまう






毎日沈んでいく太陽なのに
どうしてたかが４㎞上空に昇っただけでこんなに神秘的になるんだろうか

お正月の初日の出も同じ

新鮮で神秘的なのは、色んな思いを重ねて見つめるからそう見えるのだと思う



その後３５００ｍほど下まで降りて星空観測

ガイドさん達がペンライトで空をさしながら星座の説明をしてくれた
私、蟹座なんだけど、自分の星座をはじめて見て感動
オリオン座の中にあんなに無数の星が存在する事も今まで知らなかった


偶然にも新月だったので星はは完璧に見えた
満月だと月の光に邪魔されてすごく見えにくくなるらしい





ドタバタだった２泊３日の旅行はあっという間に終わり
ちっちゃいローカル線でホノルルに到着
（驚いた事にこの飛行機　自由席だった）


レンタカーの予約をしてたにも関わらず１時間以上待たされた事も
チャイニーズの旧正月って事でみんなで真っ赤な下着を買いに行った事も
Ｈさんが高山病になってしまった事も
星空観測後道に迷ってしまい、ホテルに着いたのが夜中の２時過ぎだったことも


全て済んでしまえば良き旅の思い出である


次回は来年あたり、ＮＹ旅行を計画中

こんなに近場の短い旅でもあたふたする私たちが
ＮＹなんか行って大丈夫かと不安に思うが、一方で楽しみなのは事実です



やっぱり旅はいい






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Ｍａｈａｌｏ

Big Island 2 ～ドライブ編～

ハワイ島の面積は東京都の５倍
車で１周すれば約１０時間かかる

ハワイ８島の面積の内、６２％を占める大きな島


今回は東側のＨＩＲＯの空港からレンタカーを借りて反対側のＫＯＮＡの町までドライブの旅をした
（と言っても自分は運転してないけど…）


ハワイ島はひとつの島の中に世界中の様々な気候を持つという特徴がある

今回一気に東から西へ横切ったので
その違いを目の当たりにする事が出来た

まるで小さな世界旅行のようだった






ＨＩＲＯから南下すると活火山キラウエアがある
ここら辺一帯は標高が高い為、木々も高原の樹木の様な雰囲気






キラウエア火山は現在も盛んに活動中

この日もガスのせいでここから先へは行けず断念
最近はヘリで溶岩に近づけるツアーなども人気があるらしい






火山を後に再び北へ登り１９号線に載る
雨の町として有名なＨＩＲＯは雲が厚い

道の両脇に茂る緑の量が雨の多さを物語っている







急に視界が開けたと思ったら、周りは牧場だった

標高も再び高くなるので肌寒い
北海道にいるような気分になってくるので不思議






峠を越えた途端、乾燥地帯に入り全く景色が変わる

１時間以上走っていても信号ひとつにも当たらない
家もない　
人もいない

時々「ロバ注意」の様な看板だけが出ている

Ｈさん曰く「ラスベガスみたい」だそうだ








一面白い乾燥砂漠地帯からＷａｉｋｏｌｏａの溶岩地帯に入ると
徐々に地面が黒く変化してくる

キラウエアの噴火によって流れ出た溶岩がそのままむき出しになっている


更に１時間ほど走る島の反対に出た

海が見えてきた







標高４２０２ｍのマウナケア山頂の夕日

絶景にしばし言葉を失って見とれた


富士山よりも高い山なのに、頂上まで車で来れてしまうところがアメリカだと思う
本来ここは雪で覆われているが、今年は暖冬のため無かった

久しぶりに雪を見たかったのに少し残念だった

でも０度を下回る気温に、自分が今南国にいる事を忘れてしまう





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