みなさま、お疲れさまです。
もうご存じかと思いますが、
私は今日限りで、この会社を去ることになりました。
今日は、そのご挨拶と、皆さまへのこれまでの感謝の気持ちをお伝えに参りました。
感謝というのは、もちろん沢山お世話になったことではありますが、
それだけではありません。
私は37歳の今日に至りますまで、障害者枠で働くというのは、この会社が
人生で初めてのことでした。
それまではいわゆる「一般の」会社で、
アルバイトとして、準社員として、パートとして、派遣として、
必死で働いて参りました。
本当に地獄のような人間関係のもとで働いて参りました。
私は以前T先生への面談ノートに、こう書いたことがありました。
「私は24でチラシ配りを始めましてから、99%、地獄のような人間関係の元で
働いて参りました。」
「今はある意味では、人生で初めて経験します天国です。」
「環境は100%整っている、と感じております。」
「あとは、空気が全く読めていない私が、、、云々」
「というものです。」
この天国、と言う環境は、皆さまお一人お一人が作り上げて下さったものです。
ところで、私は詳しくは存じ上げませんが、約40名いらっしゃる中で
多くの方が精神障害を患っていらっしゃると思います。
が、私はこう思っています。
このとち狂った世の中で、気の狂わない方が、むしろよほど狂っているんだと、
だから、心に傷を負っている私たちの方がむしろよっぽどまともなんだと、
私はそう思っております。
イギリスの作家、ジョージ・バーナード・ショーも書いております。
『他の惑星に人が住んでいるなら、彼らは地球を精神病院として使っているに違いない』と。
それなら、いわゆる「健常者」と「精神病者」と、本当はどちらがどちらなのだろうかと、私は常々思うのです。
人間、心を病んで産まれてくる人はただの一人もおりません。
心に傷を負うというのは、それだけ優しいという証拠なのだと私は思います。
私は皆さんお一人お一人のお心の優しさを存じております。
本当は辞めたくありませんでした。
T先生がいらっしゃらなくなった後でも、私が沈んでおりましたのは、
こんなに優しい同僚の方々ばかりいらっしゃる環境など、そうそう見つからない、と、私自身が一番良く分かっていたからです。
でも、私は辞めていきます。
普通は次の就職先を見つけてから辞めるものだと思いますが、私は全く何も決まっておりません。
と申しますか、私は完全に社会不適合者ですので、
丸一日ウーパールーパーでも見つめて過ごそうかと思っております。
というのはもちろん冗談です。
許されませんので、、、
とにかく、ちょくちょく水戸には遊びに参ります。
キンキラキンのリュックをしょって、牛柄の帽子と牛柄のショルダーをしょった如何にも怪しいヤツを見かけられましたら、是非お声がけ下さると本当にうれしいです!
最後になりますが、
皆さまとまたいつか”ご縁がありますように”との願いを込めまして、
駄菓子の、ごえんがあるよチョコ、これホントに懐かしいですよね、を付けましたメッセージの付箋を、お一人お一人に書かせて頂きました。
ほんの一言のメッセージで恐縮ですが、お読み頂けますと嬉しいです。
ヨックモックのクッキーも、お一人一本でお恥ずかしいですけど、持って参りました、
卵アレルギーの方は、大みかまんじゅうを買って参りましたので、そちらになさって下さい。
これで最後です、
私は9月入社ですので、7ヶ月もの間、本当にお世話になりました。
心から感謝致しております。
T先生のお別れの時も申しました、
二番煎じで申し訳ありませんが、もう一度申します、
これから、別々の道を歩むことになりますが、
ともに、
切磋琢磨して、
生きていきましょう!!!
それでは、失礼致します。