透明人間たちのひとりごと

オオカミ少年の物語 <9>

  eq アホ じゃない 何をいまさら騒いでるの

 菅内閣不信任決議案の採決を巡っての ドタバタ劇
が、「大山鳴動してネズミ一匹」 も出てこない
結果に終わったと思いきや、一夜明けた今日になって再び、
「言った」「言わない」 の子供のケンカのような
不毛なだけの鳴動(迷動)がまた始まったようなのですが …

 この人たちは、本当に政治家なのですか

 全員主役桃太郎 が登場する学芸会の方が、
まだ、まともかと思われるほどの田舎芝居と学級会よりも
数段落ちる幼稚な民主党代議士会での 茶番劇

 衆院本会議での内閣不信任案は、見事に圧倒的多数で
否決されるに至ったのです。

 昨日は、菅首相の鮮やかな うっちゃり 勝ちですね。

 菅首相と鳩山前首相が交わしたという「確認事項」
の中身ですが …

 symbol2 民主党を壊さないこと
 symbol2 自民党政権に逆戻りさせないこと
 symbol2 東日本大震災の復興並びに被災者の救済に責任を
   持つこと

   1 復興基本法案の成立
   2 2011年度の第2次補正予算の早期編成のめどを
     つけること

 symbol2 印は、政権与党としてはあたりまえの気持ちでしょうが
、その順番には疑問が残ります。

 復興救済 が、まずは イの一番 でしょう。

 ここに党利党略と言うか、鳩山さんの短慮と狭量が見えて
しまいます。

 そこを、政権の延命と自己保身にかけては天才的な対応
を見せる菅さんが見逃すはずがありません。

 絶体絶命の窮地から起死回生の逃げ道を与えてしまった
ようなものでしょう。

 「被災者のためには、菅首相では駄目だ」 と言うのならば
、何某(なにがし)かの メド をもって辞任するという首相の
発言を理由に、不信任の賛成から反対へと変遷、変節する
ことなどあり得ないことです。

 「復興及び救済のためには、12 が早急に必要だけど、
現状(菅首相が元凶の不信任決議案提出という事態)では
政権与党としての責任を果たせなくなる以上、一年前の自分
と同じく自らの身を捨てて被災地そして国家のために決意し
行動していただきたい」 と再度詰め寄るべきだったのです。

 まあ、心変わりするのは鳩山さんの専売特許ですけど …

 でも、おかしな話ですよね。

 「あれぇ、ちょっと待てよ」ボク が、首を
傾げることが、なぜ、もっとずっと エライ はずの代議士の
先生方にはわからなかったのだろうか

 これで、ますます被災地への復興は遅れに遅れるだろうし
原発事故の収束はおぼつかないままに一進一退を繰り返す
だけだろうと思いますよ。

 なぜって、

 復興を早めれば早めるほど、菅政権の寿命は縮まるわけ
で、復興の メド を引き延ばせば延ばすほど内閣の命脈は
保たれるわけですから eq

 メド をつければ辞めねばならず、つけなければ辞めずに
済むことになってしまいます。

 これじゃ、自家撞着する内閣の自己矛盾総理にいつまでも
引導を渡せないままに、果てしなく終わりのない災禍に彷徨
(さまよ)えるだけの日本列島になってしまいそうです。

 … なんて、ボク は思っているわけではありません。

 もう、こうなったら好きだ嫌いだとか、官邸の迷走や政府の
失態にいちいち文句をつけてる暇などないわけで、被災地の
復旧・復興と原発事故の一日も早い収束を目指して、菅首相
のもとに、全身全霊を傾注するしかないでしょう。

 そうして、一刻も早く退陣の花道となる メド をつけさせて
あげられるように …
 
 何を措いても、その目的に沿って政府も国会も国民も心を
ひとつにして汗をかくしかないでしょう。

 嘘を吐き続けたとされる羊飼いの少年が一体、誰なのかを
詮索することよりも 『オオカミ少年』 の物語のような
悲劇を二度と繰り返さないようにすることが、東日本大震災
と福島第一原発事故の教訓でしょう。

 警告されていたオオカミ の存在も安全神話という
名の も今となってはどうでもいいようなものです。

 いずれかの時期に総括的な検証は絶対に不可欠ですが、
現段階での日本のプライオリティ No.1 は被災地の
復旧・復興と原発事故の収束以外にはあり得ません。

 日本の未来を、みんなの手で築くのです。

 国民の総意と言うか、コンセンサスは一致しています。

 「ネコの首に鈴」をつけたつもりでいたネズミならぬ
ハトの前首相も、「鳥なき里のコウモリ」 のような
高等戦術 を駆使して、したたかに急場を凌(しの)いだ
つもりでいる菅首相も、どちらも大きな カン違い をして
いるのです。

 民主党でも自民党でも他の政党でもありません。

 ALL JAPANオールジャパン)なのです。

 そうしてみると、

 『オオカミ少年』に隠されたイソップの真意の裏側に
あるものは、ひょっとしたら「信なくば立たず」 という
ことだったのかもしれませんね …

 もし仮に、そうだとしても 『オオカミ少年』 の物語を
推理することは自由だけど、もう少し、時が流れた未来
行かないと、本当の は解けないのかもしれません。

 尤(もっと)も、 ボク は …、

 1号 さんのように <イソップの予言> とかに
傾倒 しているわけではありませんが …


 次回で 『オオカミ少年の物語』 は、完結 して
欲しいと願っています

 宜しく

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