菅内閣不信任決議案の採決を巡っての ドタバタ劇
が、「大山鳴動してネズミ一匹」 も出てこない
結果に終わったと思いきや、一夜明けた今日になって再び、
「言った」「言わない」 の子供のケンカのような
不毛なだけの鳴動(迷動)がまた始まったようなのですが …
この人たちは、本当に政治家なのですか
全員主役 の 桃太郎 が登場する学芸会の方が、
まだ、まともかと思われるほどの田舎芝居と学級会よりも
数段落ちる幼稚な民主党代議士会での 茶番劇
衆院本会議での内閣不信任案は、見事に圧倒的多数で
否決されるに至ったのです。
昨日は、菅首相の鮮やかな うっちゃり 勝ちですね。
菅首相と鳩山前首相が交わしたという「確認事項」
の中身ですが …
民主党を壊さないこと
自民党政権に逆戻りさせないこと
東日本大震災の復興並びに被災者の救済に責任を
持つこと
復興基本法案の成立
2011年度の第2次補正予算の早期編成のめどを
つけること
印は、政権与党としてはあたりまえの気持ちでしょうが
、その順番には疑問が残ります。
復興 と 救済 が、まずは イの一番 でしょう。
ここに党利党略と言うか、鳩山さんの短慮と狭量が見えて
しまいます。
そこを、政権の延命と自己保身にかけては天才的な対応
を見せる菅さんが見逃すはずがありません。
絶体絶命の窮地から起死回生の逃げ道を与えてしまった
ようなものでしょう。
「被災者のためには、菅首相では駄目だ」 と言うのならば
、何某(なにがし)かの メド をもって辞任するという首相の
発言を理由に、不信任の賛成から反対へと変遷、変節する
ことなどあり得ないことです。
「復興及び救済のためには、、 が早急に必要だけど、
現状(菅首相が元凶の不信任決議案提出という事態)では
政権与党としての責任を果たせなくなる以上、一年前の自分
と同じく自らの身を捨てて被災地そして国家のために決意し
行動していただきたい」 と再度詰め寄るべきだったのです。
まあ、心変わりするのは鳩山さんの専売特許ですけど …
でも、おかしな話ですよね。
「あれぇ、ちょっと待てよ」 と ボク が、首を
傾げることが、なぜ、もっとずっと エライ はずの代議士の
先生方にはわからなかったのだろうか
これで、ますます被災地への復興は遅れに遅れるだろうし
原発事故の収束はおぼつかないままに一進一退を繰り返す
だけだろうと思いますよ。
なぜって、
復興を早めれば早めるほど、菅政権の寿命は縮まるわけ
で、復興の メド を引き延ばせば延ばすほど内閣の命脈は
保たれるわけですから
メド をつければ辞めねばならず、つけなければ辞めずに
済むことになってしまいます。
これじゃ、自家撞着する内閣の自己矛盾総理にいつまでも
引導を渡せないままに、果てしなく終わりのない災禍に彷徨
(さまよ)えるだけの日本列島になってしまいそうです。
… なんて、ボク は思っているわけではありません。
もう、こうなったら好きだ嫌いだとか、官邸の迷走や政府の
失態にいちいち文句をつけてる暇などないわけで、被災地の
復旧・復興と原発事故の一日も早い収束を目指して、菅首相
のもとに、全身全霊を傾注するしかないでしょう。
そうして、一刻も早く退陣の花道となる メド をつけさせて
あげられるように …
何を措いても、その目的に沿って政府も国会も国民も心を
ひとつにして汗をかくしかないでしょう。
嘘を吐き続けたとされる羊飼いの少年が一体、誰なのかを
詮索することよりも 『オオカミ少年』 の物語のような
悲劇を二度と繰り返さないようにすることが、東日本大震災
と福島第一原発事故の教訓でしょう。
警告されていたオオカミ の存在も安全神話という
名の 嘘 も今となってはどうでもいいようなものです。
いずれかの時期に総括的な検証は絶対に不可欠ですが、
現段階での日本のプライオリティ No.1 は被災地の
復旧・復興と原発事故の収束以外にはあり得ません。
日本の未来を、みんなの手で築くのです。
国民の総意と言うか、コンセンサスは一致しています。
「ネコの首に鈴」をつけたつもりでいたネズミならぬ
ハトの前首相も、「鳥なき里のコウモリ」 のような
高等戦術 を駆使して、したたかに急場を凌(しの)いだ
つもりでいる菅首相も、どちらも大きな カン違い をして
いるのです。
民主党でも自民党でも他の政党でもありません。
ALL JAPAN (オールジャパン)なのです。
そうしてみると、
『オオカミ少年』に隠されたイソップの真意の裏側に
あるものは、ひょっとしたら「信なくば立たず」 という
ことだったのかもしれませんね …
もし仮に、そうだとしても 『オオカミ少年』 の物語を
推理することは自由だけど、もう少し、時が流れた未来に
行かないと、本当の 謎 は解けないのかもしれません。
尤(もっと)も、 ボク は …、
1号 さんのように <イソップの予言> とかに
傾倒 しているわけではありませんが …
次回で 『オオカミ少年の物語』 は、完結 して
欲しいと願っています
宜しく、
ロックンロール
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