[さつまのかみ]は言葉遊び(洒落)の元祖。狂言「さつまのかみ」で「お金はない。 さつまのかみとかけて何と解く? 向こう岸に着いたら教える」と言って渡し船に乗る。もちろん、着いたら「タダノリだよ」と逃げ去った。
平家の公達忠度(ただのり)は和歌でも有名な武将である。「千載集」に選ばれたが、朝敵となったため「詠み人知らず」として記載されてしまった。
能「忠度」では戦いの様子や「詠み人知らず」の恨みつらみを語る劇でもある。
能の始まり、ワキ、ワキヅレが舞台中央で謡う。
前シテ(忠度の化身)がワキと問答をし,最後は自分は忠度であるとほのめかす。そして旅の僧(俊成の家人)に回向を頼み中入りとなる。
後シテは、一の谷の戦いで岡部の六弥太に討たれたこと、自分の和歌が千載集に取り上げられたが「詠み人知らず」になっていることの妄執を舞や謡で演ずる。
六弥太が討ち取った公達の箙から矢を抜くと短冊がついてあり、千載集に載った和歌が書かれていた。
写真は能の「しおり」という所作(悲しみなどを表現)である.忠度の亡霊はワキの僧に回向を頼み花の根元(墓)に消えてゆく。
野外席の周りにはニセアカシアが満開で、時折花の香が見所まで降りてきていた。(担当 ksk )
平家の公達忠度(ただのり)は和歌でも有名な武将である。「千載集」に選ばれたが、朝敵となったため「詠み人知らず」として記載されてしまった。
能「忠度」では戦いの様子や「詠み人知らず」の恨みつらみを語る劇でもある。
能の始まり、ワキ、ワキヅレが舞台中央で謡う。
前シテ(忠度の化身)がワキと問答をし,最後は自分は忠度であるとほのめかす。そして旅の僧(俊成の家人)に回向を頼み中入りとなる。
後シテは、一の谷の戦いで岡部の六弥太に討たれたこと、自分の和歌が千載集に取り上げられたが「詠み人知らず」になっていることの妄執を舞や謡で演ずる。
六弥太が討ち取った公達の箙から矢を抜くと短冊がついてあり、千載集に載った和歌が書かれていた。
写真は能の「しおり」という所作(悲しみなどを表現)である.忠度の亡霊はワキの僧に回向を頼み花の根元(墓)に消えてゆく。
野外席の周りにはニセアカシアが満開で、時折花の香が見所まで降りてきていた。(担当 ksk )