学生時代。晩飯がない。お金がない。
どうする?
【しゃあない。後輩にたかりにいくか】
(けっして脅迫じゃあ、ありません。念のため)
同じアパートには後輩もたくさんいたので、
お鍋を持って一室、一室まわるのだ。
「何か、食いもんないかあ?お鍋におすそわけ、頼むぞ~」
今考えたら、先輩としてのプライドもなにもあったもんじゃない。
まあ、そのころは腹減って、必死やったということで…。
後輩① 「実家から米を送ってきたんで、よかったらどうぞ」
貧乏人「ありがとうごぜえやす」
後輩② 「食いかけのせんべいやったら、ありますけど…」
貧乏人「歯ごたえがあってええなあ。ありがとうごぜえやす」
後輩③ 「米あります。それとバイト先の牧場でもらったんですけど…。
よかったら卵もつけますよ」
貧乏人「おお~っ。これは、これは。ありがとうごぜえやす。
いいねえ。牛じゃないとこが渋い。」
その晩は、いつも以上に豪華な夕飯やったなあ。
貧乏してても楽しまにゃあ。
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