コロナコロナで今はテレビで全く放送されなくなった沖縄の基地問題。
辺野古の基地建設工事の現場では、もう何の諍いもなく、ガースーの言う『粛々と』コトが進んでいるとお考えの方も多いと思う。
いや、考えてもいない、頭の片隅にさえないという人が殆どかもしれない。
でも、沖縄の新聞を読んでいると、相変わらず国家権力が住民弾圧を毎日のように繰り返している事がわかる。
12月23日の琉球新報に、『公務執行妨害の女性を逮捕』という小さな記事があった。
こういう記事は度々ある。
読んでみると、なんてことは無い。
まるでヤクザの当たり屋。
肩がぶつかって、『なんだ、てめぇ、コノヤロー!ぶっ殺すぞ!!』ってな感じのレベル。
女性がバランスを崩して倒れかかった際に、機動隊の肩に手が当たり、即その場で逮捕!拘束されたというお話。
現場を知らない人からすると、女性がその他にも暴力的なことをやってたんじゃないの〜とか言いそうだが、そこで座り込んで抗議しているのはほとんどがお年寄り。
20代、30代の鍛えられた若い武装警察官が丸腰のお年寄りを相手に、
『殴られたーーーー!!』
って言ってきても、私なら、
あっそ!
で片付ける。
そんな話のどこに真実味があると言うのか。
実際、私は現場に何度か訪れたことがあるが、そこにいる住民は静かに座っているだけだった。
ここでは今、この時間にも、国家権力による暴力が平然と住民に向けられているのである。
それを、とても小さな記事で片付けてしまう。
全国紙やテレビではもちろん一切報道しない。
そんな国が、そんな国の国民が、
『香港が可哀想だー』
『ウイグルがなんちゃら〜』
とか言っても、まったく説得力がない。
自国の国民が弾圧されていることには目をつぶり、他国の人権侵害を大声で叫ぶ。
ちゃんちゃらおかしい状況ですね。
これ、
いずれは、自分たちにも降りかかるって事完全に忘れてますね。
あっ、
もう降り掛かってますか?
国民の命を軽視するGOTO、GOTO。
GOTOに1兆円の予算をつけて、医療従事者への手厚い支援は一切無し。
これも、国家権力の好き勝手放題を野放しにした結果でしょうね〜。
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