出願が15日に始まる大学入試の総合型選抜(旧AO入試)や、11月1日に始まる学校推薦型選抜(旧推薦入試)について、複数の大学が募集要項などで、オンラインでの面接が通信不良などで切断された場合、面接を打ち切る可能性があるとしたり、同意書への署名を求めたりしていることがわかった。文部科学省は受験生への配慮を求めた通知に沿っていないとし、大学への再通知も検討している。
「機器やネットワーク回線の不良により、面接員が試験続行不可能と判断した場合は、その時点で面接を打ち切る場合があります」。信州大繊維学部は「オンライン面接の注意事項」にそう記した。担当者は「『打ち切る』と強めの言葉を用いたのは、通信状況の確認など事前準備をしっかりしてほしいという意図からだ」と説明。トラブルの際は電話で通信が復旧しそうか聞いたり、別日程を設定したりするとしている。
明治大農学部は「注意事項」で、「システムトラブルによる再試験等は原則対応しません」と明記した。担当者は「初めての試みで、どんなトラブルが起きるかわからない。受験機会を奪いたいわけではなく、柔軟に対応したい」という。
実践女子大は、オンライン選考に関する同意書の提出を求める。「受験する本人の環境不備により、試験に不具合が生じた場合は、試験が成立しない可能性があることを了承します」との項目を入れた。担当者は「『試験が成立しない可能性』とは不正を想定しており、受験生の不安をあおる意図ではなかった」と釈明。通信遮断の場合は電話をつなぎ、再開できるようにするという。
ただ、ウェブ上の募集要項などにはこうした補足の説明はなく、受験生や高校には不安が広がっている。
大学入試のオンライン面接に関する募集要項などの記載例(抜粋)
●「機器やネットワーク回線の不良により、面接員が試験続行不可能と判断した場合は、その時点で面接を打ち切る場合があります」(信州大繊維学部の「オンライン面接の注意事項」)
●「必要な設備・環境は、各自の責任において準備してください。システムトラブルによる再試験等は原則対応しません」(明治大学農学部の募集要項別紙)
●「利用する機器の不調等を理由とした試験結果の再審査等の申し出には応じません」(東洋大国際学部の「Web会議システム利用受験要領」)
●「受験する本人の環境不備により、試験に不具合が生じた場合は、試験が成立しない可能性があることを了承します」(実践女子大が出願時に提出を求める「オンライン選考に関する同意書」)
●「受験する本人の環境不備により、試験に不具合が生じた場合は、試験が認められない可能性があります」(桜美林大の募集要項)
朝日新聞デジタル
これは素直に読んで、大学側の説明のようには受け取れない。
オンライン面接で、通信状態が悪い為に面接の続行が出来ない場合は、君ら受験生の自己責任だからな!という風にしか読み取れない。
マスコミが問題にしたから、言い訳してるだけでしょ。
コロナで勉強にも支障をきたしている受験生に追い打ちをかけるような大学の冷たい態度は、生徒の心を一層不安にさせるだろう。
私としては、今回のコロナ騒動によって、仕事や勉強も新しい形になって行くんだろうな〜と感じており、以前のように必死に大学受験をする事はない!と思っている。
しかし、今まで受験に向けて勉強してきた子供たちに、いきなり生活を変えろというのは無理な話だろうし、そういう子供たちに不安を与える大学のゴーマンな態度にははっきり言ってムカつく。
特に明治大学などは、古くさい考えしか出来ず、新しい物への対応もイマイチなのでは?
知らんけど。
実は、東日本大震災の時、東京へ修学旅行で訪れていた高校生ら数百人が被災し、帰宅難民となり、ホテルにも戻れず街中をさまよった。
高校生らは携帯で連絡を取り合い、クラスごとにグループを作り、集団で助け合いながら行動し、近くの学校や施設に寝床を求めて歩き回った。
そして、あるグループが明治大学の門戸をたたいた訳だが、その時、その大学は、子供たちを追い払ったのだ。
中に入れなかった子供たちは、更に歩き回り、深夜にようやくある小学校の一室に入れてもらえ、そこで寒さをしのぎながら休んだということ。
その高校生らが追い払われた後に、明治大学は『帰宅難民の受け入れを始めた』とニュースで流されたが、その前の経緯を知っている私からすれば、対応が後手後手、融通が利かない、非常時の対応能力ゼロという認識でしか見れない。
明大のキャラクターを作るなら、頑固ジジイのイメージ。
今回のオンライン面接も、マスコミに指摘されなければ頑固ジジイが融通の利かない対応で通したことだろう。
ま、この記事を見てると、明大に限らず、大学はあちこち古くさいジジイが仕切ってるのかなぁという感じ。
なるほど、各国に遅れをとっているIT後進国日本は、政府だけじゃなく、大学までも通信機器音痴って事が、今回よくわかりましたね。
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