私は断然期日前投票派である。
正直投票日に用事があるとか、そういうことではない。
「その日に投票に行かねばならない」というプレッシャーが嫌なのだ。
遠出したくなるかもしれないし、逆に丸一日外に出たくない日になるかもしれない。
せっかく先に済ませておける制度があるのなら、使わない手はない。
だから私は「投票日には旅行に行くかもしれない人」として期日前投票に行く。
実家のすぐ近くの学校が投票所で、子どもの頃はよく祖父や両親にくっついて行った。
いつもは専用の靴を履かねば入れない体育館に土足で上がり、日頃子どもたちが駆け回る空間に大人がたくさんいる。
そして、とても静かで、何となく厳粛な雰囲気が漂っている。
お祭りとかそういう華やかな感じとは違う、この非日常感がすきだった。
前に住んでいた場所は、投票所に神社が指定されていたので、いっそどんな感じか見たくて、あえて投票日に行ってみたこともある。
しかしながら冒頭のとおり、近年の私は専ら期日前投票である。
遅い時間までやっていてくれて助かるが、あえて今日は休みを取って早めの時間に行くことにした。
1週間のご褒美も兼ねて、昼食はオムライス。
おかずもたっぷりで、大満足であった。
私にとっては「選挙は必ず行くもの」で、行かないとすっきりしないから行く。
数年に一回あるかどうかの、自分の生活の礎を決めるイベントだ。
政治に関して特に主義主張はないけれど、自分がやるべきこともやらないで、不平不満だけを並べるのは違うと思う。
確かに自分1人だけが選挙に行かないのなら、何も変わらないのかもしれない。
でも、そう思う人が多ければ多いほど、人々の生活と政治はかけ離れて行ってしまう。
清き一票と、使い古された言葉はあるけれど、まさにその通り。
私たちの思いを見える形にしてくれるのが選挙だと思っている。
今回もまた投票率は下がったようだ。
できるだけ多くの人の声が反映され、暮らしやすい国になるといいのだが。
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