8月27日(火),岩手県立釜石高等学校体育館を会場に,「リアス・ハイウェイ早期実現釜石大会」が開催されました。
この大会は,三陸沿岸地域のさらなる発展,地域間連携,地震・津波防災対策等の観点から,高規格幹線道路網の果たす役割について理解を深めるとともに,三陸沿岸地域における幹線道路の必要性を全国に発信し,「復興道路」としての「三陸縦貫自動車道」,「三陸北縦貫道路」及び「八戸・久慈自動車道」の整備促進に資するために開催されたものです。
青森県八戸市から宮城県気仙沼市までの三陸沿岸7市による「三陸沿岸都市会議」の主催で開催されており,本年度は岩手県釜石市が会場となりました。
私も参加することとなり,往路は岩手県陸前高田市と住田町を経由し,釜石自動車道と国道283号を通って会場へ向かいました。
所要時間は2時間を見込んでいたのですが,我々が勤務する宮城県気仙沼合同庁舎から会場までは1時間30分足らずで到着!
高規格道路ができると移動時間が大幅に短縮されますね~!!
さて,「リアス・ハイウェイ早期実現釜石大会」の内容です。
はじめに,釜石市の野田市長と釜石商工会議所の山崎会頭が主催者を代表して挨拶しました。
続いて,来賓を代表し,岩手県知事(代理)と主濱参議院議員が祝辞を述べました。
その後,基調講演として,国土交通省東北地方整備局の小池局長による講演が行われました。
また,記念講演として,日本ジオパーク委員会の渡辺氏による講演「ジオパークを活用した地域振興の可能性~各地の例から~」が行われました。
他地域のジオパークについて,新潟県の糸魚川ジオパークなどを例にお話しいただきましたが,三陸ジオパーク認定を目指す三陸沿岸地域として大変参考になりました。
プログラムはいよいよ終盤。沿岸7市の市長による「市長メッセージ」です。
各市長がリアスハイウェイの実現にかけるそれぞれの想いをメッセージとして発信しました。
その後,7人の市長にボードが手渡され…
「リアス・ハイウェイは真に必要な道路です!」のメッセージが現れました!
続いて,釜石ロード女性の会・岩切会長が決議書を読み上げ,大会決議宣言を行いました。
来年の大会は青森県八戸市での開催とのことで,八戸市・小林市長の音頭により,出席者約850名で「ガンバロー!」を三唱し,閉会となりました。
先月,東北地方整備局から示された道路事業の見通しでは,登米東和ICから志津川ICまでが2015年度に開通する見込みとなったとのことです。
管内の気仙沼市と南三陸町では,志津川ICから北側の区間でも所々で工事が進められています。
釜石市から気仙沼市までの帰り道は国道45号と三陸縦貫自動車道の既開通区間を通って帰ってきましたが,三陸縦貫自動車道はとても快適に走行できました。
近い将来,「リアス・ハイウェイ」を利用して,三陸沿岸をより早く,より広域に周遊できるようになるものと,大いに期待したいと思います!
(T.H)